韓流効果、欧米で高まる韓国語学習熱
大学で韓国語学科・韓国語講座増加
韓国語学ぶ留学生も増える
フランス・パリ中心部にあるパリ政治学院。社会科学分野のエリートを養成する名門校で、エマニュエル・マクロン仏大統領の母校だ。同校の在校生は卒業までに英語以外の外国語の授業を受講しなければならない。2006年には韓国語の授業も開設された。先月10日に行われた韓国語の教養授業では9人の学部生と大学院生が講義を受けていた。学生たちは「私は冬よりも夏の方が好きです」「私は姉よりも背が低いです」のように比較する文章を習っていた。06年に初めて講義が開設された時は、韓国語1講座に受講者が5-6人しかいなかったが、今ではレベル別に3講座が設けられ、約30人が受講している。
フランスでは、韓国語を正規科目に採用する学校だけでなく、受講生が急増している。今年韓国語科目が開設された小中高校は計17校で、そのうち高校が15校を占めている。昨年からフランスの大学入学資格試験「バカロレア」の選択科目にも韓国語が採用されている。
韓国語科を開設した大学も4大学から今年は6大学に増えた。韓国語学科の入試競争率は10倍を上回る。今年9月、パリ第7大学韓国語学科は定員130人に対して1412人、国立東洋語文化研究所韓国語学科には定員150人に対して1360人が志願した。
K-POP人気で韓国語がグローバルな言語になりつつある。K-POPアイドルたちの海外公演で外国人ファンが韓国語の歌詞を一緒に歌うのはもう日常の光景だ。彼らは韓国語の歌詞を一緒に歌ううちに韓国語学習にも興味を持つようになる。米シンシナティから来たジュリーさん(22)は6日、ニューヨーク市内の球場「シティ・フィールド」で行われた防弾少年団(BTS)のコンサートで観客4万人の中にいた。ジュリーさんは「防弾少年団の歌の韓国語歌詞を聞こえた通りにアルファベットで書き留め、一緒に歌っているうちにインターネットで韓国語のレッスンを受けるようになった」と語った。
実際、世界各国の外国語受講生数の推移を見ると、「韓国語ブーム」がどれだけ熱いかが見て分かる。米国現代語学文学協会(MLA)の最近の調査によると、2009年から16年にかけて、米国の大学では中国語(-11%)、ドイツ語(-16%)、日本語(-5%)などほとんどの外国語は受講者が減少している中、韓国語だけが同期間に唯一、65%増加したという。
英BBC放送も先日、「2013年から16年にかけて米国の大学で外国語を学ぶ学生数は全体的に減ったが、韓国語だけ14%増加した」と報じた。米国の16年韓国語受講者数1万4000人は、スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・中国語・アラビア語・ラテン語・ロシア語受講者の次に多かった。韓国語は世界10大外国語になったのだ。
このため、欧米諸国の大学では続々と韓国語学科や韓国語講座を開設している。ドイツではベルリン自由大学・ハンブルク大学・ボン大学・テュービンゲン大学など6大学に韓国語学科が設置されており、ハイデルベルク大学・ケルン大学・ライプツィヒ大学など9大学で韓国語教育の授業を行っている。どの大学も歴史のあるドイツ有数の大学だ。
ロンドン大学の東洋アフリカ研究学院(SOAS)の韓国語学科は1年生の定員が40人だが、入試競争率が4倍に達する。16年に韓国語学科を設けた英国中西部セントラル・ランカシャー大学の初年度の志願者は100人を超え、学校関係者を驚かせた。開設してから数十年たっている中国語学科や日本語学科の志願者数は毎年20-30人止まりだからだ。来年には436年の歴史を持つ名門エジンバラ大学も韓国語学科を開設することを決めており、英国で韓国語学科を持つ大学が4大学に増える。
世界最大規模のインターネット外国語学習サイト「Duolingo(デュオリンゴ)」は急速な需要の増加により、昨年韓国語科目を新たに開設した。開設するとすぐに受講生数が20万人に迫るほど爆発的な人気を呼んでいる。
韓国語を学ぶために韓国に留学する学生も増えている。統計庁によると、韓国語研修を受けるために昨年入国した外国人は3万人で、一般の留学生(2万8000人)を初めて上回った。高麗大学社会学科のパク・キルソン教授(元世界韓流学会会長)は「韓流の消費者たちが単にコンテンツを楽しむだけで終わるのではなく、韓国という国そのものや韓国語に対する関心につながる傾向がある」と述べた。