大坂ナオミは無名時代にアメリカテニス界から相手にされなかったようだ。
だが日本テニス界は大坂の才能を見抜いて、支援を続けていたらしい。
そんな経緯で、今になって大坂を求めるアメリカテニス界を尻目に、大坂のお父さんが日本選手としての登録を決めたようだ。
前置きが長くなったが、ここからがスレの本題だ。
この一件、アメリカ社会と日本社会の労働力の求め方の違いを典型的に表していると思った。
日本は時間をかけて人を育て、職業人の質を上げる。そこには転職による労働力の流出が無い前提となっている。正に企業は人なりだ。
一方、アメリカの場合はあまり人を育てるという所に重きを置いていないように見える。既に育っている人材を、スキルに応じて必要なポストに雇い入れるのだ。
労働者は自力でスキルを身につけるしかないが、スキルが上がれば転職で報酬が上がる仕組みなのだ。だから転職が多い。こちらは企業はスキルなりと言えるかもしれない。
アメリカ、日本、どちらが良いのかという見方は必要ない。こういった社会慣習の違いは、国の成り立ちや文化の違いから、自然とその国の社会に適した形になるものだからだ。
今回は、そんな慣習がスポーツの世界にも現れたので面白いと感じたのだが、スポーツの世界では日本式の人材育成の方に軍配が上がったような気がした。