【『Kキット』地位高めたが・・・ロシュの試薬が無ければ無用の長物】
多数の診断に使う核心試薬
多国籍企業が80%占有
2020.05.13 10:11 毎日経済
試薬・検査装備パッケージ化
他社の製品と互換性無く
韓国は汎用製品だけに依存
数千種の病気検査出来ず
海外で韓国好評
錯覚現象警戒すべき
3月初め、武漢肺炎が世界を強打し、世界1位の診断メーカー ロシュが生産するリボ核酸(RNA)抽出試薬の供給不足が懸念されている。中国国内に於ける大規模な感染者の発生で、ロシュの診断試薬の需要が急増し、供給量不足の兆しを示しているからである。ロシュ診断の抽出試薬と装備が無ければ熱心に開発した診断キットは無用の長物にならざる得ない状況で、国内の診断キットメーカーは非常事態になった。国内メーカーの主な武漢肺炎の診断は分子診断方式で、痰など呼吸器の検体を採取後、核酸抽出試薬を入れ遺伝子を増幅(PCR)し抗体の有無を判定する。
核酸抽出試薬が無ければ感染症の診断は不可能だと言う事である。このように、抽出試薬不足が現実化し始めると国内メーカーは慌てて国産の核酸抽出試薬の品質テストを行うなど大混乱に陥っている。国内の診断産業の現住所を示す大きな部分である。現在、世界市場で最も多く使用されている核酸抽出試薬と装置はロシュの『MagNA Pure(マグナピュア24)』で、1時間に96のサンプルを処理出来る。業界関係者は、「検体に試薬を入れ、正確で十分な量の核酸が抽出出来なければ検査出来ない。ロシュの製品は、拡散を安定的に抽出出来る為需要がい多い。多数の診断に使われる核心試薬の70~80%をロシュなど海外の企業が供給している」と説明した。更に、核酸抽出後、PCR作業に必要な遺伝子増幅酵素の精製にはCytiva(サイティバ)の製品が使われている。Cytiva(サイティバ)は、昨年アメリカの電子機器メーカー ダナホがGEヘルスケア ライフサイエンスを買収し設立した会社である。アメリカ国内で許可を受けたバイオ医薬品の75%以上がCytiva(サイティバ)の製造技術を使用している。Cytiva(サイティバ)関係者は、「シージェン(Seegene)、オサンヘルスケア(OSAN HELTHCARE)、バイオノートなど、国内メーカーの信頼性の高いPCR検査に使用される遺伝子増幅酵素などの精製に該当物質を供給しているのは当社」と強調した。
多国籍企業のロシュ、シーメンス、アボット、ダナハーなど世界の診断市場を掌握する企業は、『クローズド システム』と言う閉鎖された方式で販売網を拡大している。自社が作った診断試薬は、その会社の検査装置でしか使用出来ず、他社と互換されないようにして寡占を強化しているのである。その為、ロッシの試薬の使用には、ロシュの装置を導入せざる得ない。ロシュの診断試薬を使用し、シーメンスや国内メーカーが作った機器で結果を得る事は出来ない。国産の診断キットも、ロシュの診断機器では読み取る事が出来ず、アメリカのバイオ・ラッドやサーモフィッシャーの汎用診断機器を使用しなければならない。業界関係者は、「大半の国はクローズドシステムを使用している為、国内メーカーが幾ら診断試薬を開発しても販路が見付からない。試薬と機器を同時に作る技術力を備える事が出来なければ、開発した多数の試薬が使用出来るのは汎用機器に限られると言う限界を避けられない」と指摘した。
反対にロシュの診断機器さえあれば、ロシュが保有する数千種類の診断試薬を使用し検査出来る為、国内の診断機器の90%以上は外国産にならざる得ないと言う。
韓国ロシュは、アメリカ食品医薬局(FDA)が緊急使用承認した武漢肺炎診断キットについて、近く国内の食品医薬品安全処に正式品目許可を申請する計画である。その場合、ロシュの危機を保有する病院と検査所は、国産の診断キットで無く、ロシュ製品を使用する事になる。ロシュの機器は現在、国内の大手病院17ヶ所に25台供給されている。
最近の診断市場のニュートレンドである診断と治療薬を同時に開発する『同時診断』も、グローバルメーカーの競争力を高める要素の1つである。同時診断でも、世界的な製薬会社ロシュを母体(親企業)とするロシュグループが市場を独占している。
ロシュグループは乳癌を引き起こす『HER2』遺伝子の変移を確認する検査法と治療薬(ハーセプチン(トラスツズマブ))を開発し、免疫抗癌剤テセントリクの処方の適切性を確認する同時診断検査法(ベンタナ OptiView PD-L1(SP142))を開発した。
このように、世界の体外診断市場は少数の海外メーカーが寡占している。マーケッツ&マーケッツによると、2019年世界の体外診断市場の占有率は、ロッシュが24.9%、シーメンスヘルスケア(12.3%)、アボット・ラボラトリーズ(9.6%)、ダナハー(9.4%)など、BIG4が全体の56%を占めている。昨年のロシュグループの売上615億スイスフラン(約77兆ウォン)の内、製薬と診断の割合は約4:1水準である。
https://www.mk.co.kr/news/it/view/2020/05/485091/
韓国製検査キットの中身は外国製。
いつもの韓国製品のパターン。