日本に「パン留学」する アジア人の本音
一方、韓国・京畿道から来たグ・ヨンモさんは、母と伯父がパン屋を開いていて、高校在学時から日本に留学しようと決めていた20歳の男性。
「韓国より日本のほうが、技術が高いから留学しようと思いました。日本菓子専門学校は外部のパン屋をしている先生からも学べるし、実習が多いところがいいです。
最初はわからない言葉も多かったけれど、今は大丈夫です。学生もみんな優しい。韓国にいるより楽しいです」と話す。
「韓国は菓子パン・総菜パンが中心で、最近は日本と変わらないレベルのパンが並んでいます。また台湾でもパンを食べる人が増えた。
中国では北京・上海・広州の大都会でのパンの品質向上が著しい」と、同校教育局局長の鈴木信明氏は分析する。「でも、日本のほうが、技術が高いので学びたい学生が来る。
学校のホームページに中国語・韓国語版の入学案内も用意していますので、それを見つけて来る学生や、日本に語学留学してからパンを学びたいと考え、日本語学校の先生に聞くなどして入ってくる人が多いです」。
辻製菓専門学校に留学生が最初に来たのは2004年ごろ。
2009年に校長が韓国のテレビ番組に出演したことから、2010年に韓国人留学生が急に増え、製菓の留学生総数は31人になった。
以降、留学生の数は増え続けている。