【社説】康京和外相、米大統領選挙直後に敗者側と会談しに渡米するだなんて…
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官がポンペオ米国務長官と会談するため8日、米国に向けて出発した。実に不思議なタイミングだ。3日に行われた米大統領選挙の勝者が開票4日目にしてやっと決まった直後に、敗北した現職大統領側と会談しに米国まで飛ぶということだ。ほぼ内戦に近い選挙を経て、米国の権力がまったく反対の方向に移る瞬間である。バイデン政権の政策は、トランプ政権とほぼ正反対に動くと見ても過言ではないだろう。
それなのに、立ち去る準備を始めたポンペオ長官に会って何を相談しようというのか。ポンペオ長官は先月の日本訪問や東南アジア4カ国訪問の際、韓国を飛ばしていった。そんなポンペオ長官の退任が寂しくて、別れのあいさつでもしようというのか。
康京和長官側は、バイデン大統領当選者側の関係者にも会ってチャンネルを作る、と説明している。しかし、今まさに当選が確定し、外交安保ラインの骨格すらはっきりしていないバイデン氏側の関係者が、他国の外相に会うほど精神的な余裕があるのか疑わしい。しかも、トランプ大統領は票を盗まれたと主張して、承服していない。そのトランプ氏側と最後の公式協議をしようと飛んできた康京和長官を、バイデン氏側の人々はどのような目で見ることだろうか。
康京和長官が突拍子もない時期に、突拍子もない所に行くのは今回に限ったことではない。2月末、韓国で新型コロナウイルス感染第1波が起こり、海外の空港から韓国人が強制送還されたり、収容施設に監禁されたりするなどの屈辱を受けている時に、康京和長官は明確な議題もない外相会談を行うとして英国に行ったものの、会えずに帰ってきた。韓半島(朝鮮半島)周辺4国の動きが目まぐるしかった昨年6月には、「遊覧船沈没事故が起きたハンガリーに行って、救助対策を話し合う」と飛んでいったこともあった。
外交部長官が重要な外交懸案を置き去りにしたまま飛び回っているから、海洋水産部公務員銃殺事件で緊急関係長官会議が行われた時も出席要請がなかったのだろう。そんな外交部長官を大統領が最も信頼し、最も頻繁に一緒に食事した相手だというのだから、言葉もない。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
(出典 img.5ch.net)
目下の目標は「日本の菅首相よりも先にバイデン氏に会うこと」
間もなく訪米予定の康京和外相もバイデン氏とのパイプ探しに
文在寅政権の対日外交もバイデン氏の当選に影響を受けるものとみられる。
オバマ政権で副大統領を歴任したバイデン氏は、オバマ政権の外交政策を継承し、中国に対する牽制策として米日韓同盟の強化を図るものとみられる。
すなわち、現在各種の懸案で冷え込んだ日韓関係に積極的に介入すると予想される。
10月11日、バイデンの選挙陣営で外交顧問を務めるブライアン・マッケオン元防衛政策担当国防次官代理は、
韓国「連合ニュース」のインタビューを受けた。その中でマッケオン氏は、「日韓関係が悪化して遺憾に思っている」、
「バイデン候補が副大統領時代、日韓協力を促進しようとするいくつかの努力に着手したことがある。
(大統領になったら)必要な場合、日韓の協力増進のための行動に出るだろう」と述べ、日本と韓国の仲裁に乗り出す考えを明らかにした。
特に、日韓の最大の懸案になっている元徴用工問題において、かつて朴槿恵―安倍政権の慰安婦合意と同様、
米国から強い圧力がかかってくることも十分にあるだろう。
このため、文在寅政権は日本に先駆けてバイデン氏との面会を果たすことに力を入れるものとみられる。
韓国中央紙「ハンギョレ」は、韓国外交部が8月からタスクフォースを設け、米大統領選挙の動向や対応シナリオを作成してきたと報じた。
ハンギョレは、政府当局者の言葉を引用し、「今(担当局では)少なくとも日本よりは早くバイデン氏と
電話をしなければならないという考えで(計画を)推進しているだろう」と報じた。
ちょうど、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が8~11日、ポンペオ米国務長官の招請でワシントンを訪問する。
康長官は、この時、バイデン氏側とも幅広い接触を試みるものと見られる。「バイデン氏側と会うのか」という記者の質問に対し、
康長官は「米国に行くといつも朝野のいろんな方に会っている。今回もいろいろと調整中だ」と答え、
バイデン氏とのパイプになってくれる人物探しに乗り出す意向を明らかにした。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62806?page=4