枕草子(1200年前の随筆)には
「あてなるもの。…削り氷に甘葛
入れて、新しき鋺に入れたる」
という一節があります。

これは現代風に訳せば
「上品なもの。…細かく削った氷に
甘いつゆをかけて、新しい金の椀に
盛りつけたもの」
というふうになります。
当時は氷は貴重品で
かき氷は貴族しか
口にできないものでした。
そして甘葛(あまづら)というのは
ブドウ科のツタ植物の
樹液を煮詰めたシロップで
蜂蜜のような黄金色をしています。
甘葛は砂糖が普及されると
次第に忘れ去られてしまい
今では幻の甘味料と
されています。
きめ細やかな氷に
黄金色のシロップを
かけたものですから
美味しさは然ることながら
見た目の美しさも
相当なものだったことでしょう。
そしてかき氷は江戸時代には
徳川将軍への献上という形で
引き継がれていきます。
この頃になると、氷の保存が効く北国
の方では夏に庶民にも売られるように
なりましたが、江戸などの庶民には
まだ貴重で、上流階級しか食べられない
ものでした。
明治時代に入ると
製氷機などが広まった
こともあり、比較的楽に
氷を手にすることが
出来るようになりました。

1869年(明治2年)には
横浜の馬車道で初めて
アイスクリームとともに
かき氷が販売され、これが
日本最初のかき氷店の
始まりと言われています。
この頃の韓国は皆さんが知っているように
かき氷どころではありませんでしたw