ソニーは2月3日、2021年3月期第3四半期の連結決算(2020年4~12月)を発表した。売上高が6兆7789億円(前年同期比4.1%増)、営業利益が9054億円(11.8%増)、株主に帰属する四半期純利益が1兆648億円(87.0%増)と増収で大幅な増益。純利益で1兆円の大台に乗せた。

撮影:小林優多郎
2020年度連結純利益予想、ついに1兆円超……このまま推移すれば、2021年春は、ソニーにとって過去最高の春となるだろう。
2月3日にソニーが発表した、2020年度第3四半期(2020年12月31日まで)決算は、市場の予測を上回るものだった。第3四半期売上高は2兆6965億円で、純利益は3719億円。この純利益はなんと、前年同期比62%増だ。

通期見通しで1兆850億円の純利益予想を発表したソニー。4カ月前の従来予想からの上積みは、実に2850億円にのぼる。ついにソニーとしては初めての1兆円超となる。
出典:ソニー
年末のソニーといえば「鬼滅の刃」と「PlayStation 5(PS5)」が思い浮かぶ。事実、この2大ヒットはソニーの好調さの牽引役だ。
さらに、実際に数字を見ると、ソニーを取り巻く興味深い状況が見えてくる。
2020年度通期での予測は2020年10月(第2四半期)から、映画部門の売上をのぞくすべての領域で、売上・利益の両方で大幅な上方修正が入っていた。「2つのヒット」だけを見ていては、ソニーの強さを見誤りかねないこともわかってくる。

アニプレックス制作「鬼滅の刃」は国内興行収入歴代1位となり、2020年を象徴する作品となった。
出典:ソニー
ソフトもハードもサービスも好調、PS5がいきなり利益貢献
