技術的特徴[編集]
ラムダロケットは直径735mmのロケットモーターを持つ。これはカッパロケットのK-420ロケットモータを上段ロケットとして流用する為に決定されたものである。直径400mmからミューロケットで予定されている直径1,400mmまでの間を100mm刻みで設計を行い、最適解として選ばれたのが直径735mmであった。推進剤や機体素材等もカッパロケットで使われた技術を基にしており、打ち上げ実験ごとに改良が重ねられたものとなっていく。尾翼はカッパロケット以上に大型であるので、開発段階から航空機技術を取り入れている。
バリエーション[編集]
L-2[編集]
新開発の第1段であるL-735ロケットモータと K-9M の第1段K-420ロケットモータを高空用に改良した第2段からなり、共にポリサルファイド系固体推進薬を用いている。L-2の1段目は4つのノズルをもつものであり、固体ロケットの形態としては珍しいものである。これは、当時一体型ノズルスロートに用いることができるサイズのグラファイトが製造できなかったこと、金属酸化物コーティングによる断熱法において4ノズルであるほうが重量的に優位であることなどによるものである。1963年に2機が打ち上げられ、高度400kmに達した。
仕様- 全長:16.0m
- 重量:6.3t
- 到達高度:500km
- 搭載重量:150kg
L-3[編集]
L-2の1段目をベル型一体ノズルに改良した上、新開発の第3段を付加することで開発された。全段にポリウレタン系固体推進薬を用いている。高度1,000kmを達成。当時の3段式観測ロケットとしては最高性能を誇った。第2段分離時の高度は370kmでK-9Mと同等であり、それ自体が別個の観測ロケットとして使用することができる。1964年から1965年にかけて3機が打ち上げられ[1]、高度1,000kmに達した。
仕様- 全長:19.1m
- 重量:7.0t
- 到達高度:1,000km
- 搭載重量:120kg
L-3H[編集]
L-3の第2段を第1段と同じ735mmまで拡大,全長を縮小することで飛翔性能の向上をはかったものである。第1段及び第2段にはL-3と同様ポリウレタン系固体推進薬を用いているが、第3段にはポリブタジエン系固体推進薬を採用し、高性能化を図った。3号機以降は更なる飛翔性能向上を目的として314mm径の補助ブースター SB-310 を2本搭載している。L-4Sの試験機といった側面も併せ持つ。1966年から1977年にかけて9機が打ち上げられ、高度2,000kmに達した。
仕様- 全長:16.5m
- 重量:9.5t
- 到達高度:2,000km
- 搭載重量:100kg
L-4S[編集]
詳細は「L-4Sロケット」を参照L-3Hに4段目としてチタン合金製球形ロケットモータを搭載したものである。1号機だけは補助ブースタが搭載されていない。人工衛星打ち上げ実験に用いられた。1966年に打ち上げられた1号機から1969年に打ち上げられた4号機までは軌道投入に失敗したが、その度に改良が加えられ、1970年2月11日5号機において日本初の人工衛星であるおおすみの打ち上げを達成している。
4回の失敗は軌道投入の失敗であって、ヌリ号のように宇宙空間まで上昇するだけで成功なら、失敗はしていない((´∀`*))ヶラヶラ