韓国尿素水大乱:火力発電所の備蓄尿素水も残り1ヶ月分……年末にはトラックが止まり、火力発電所が止まる事態も?
韓国の消費者、日本市場で「尿素水」購買(中央日報)
韓国放送局SBSは日本物流業界の話を引用し、電子商取引プラットホームQoo10を通じて日本から直接購買した尿素水が8日から航空便で韓国に搬入されていると報じた。8、9日の2日間に直接購買方式で日本から韓国に入った尿素水は6.5トンにのぼる。
日本当局は個人が直接購入する場合、10リットル単位では無関税で特に検査なく海外搬出を認めている。日本は尿素水原料の尿素を国内で生産しながら、中国だけでなくマレーシアや中東などからも輸入しているため、中国当局の輸出規制にもかかわらず需給に大きな問題はないという。
(引用ここまで)
韓国では入手も難しくなった尿素水を通販で日本から買っているという体たらくに。
おやおや、あれほど「二度と日本には負けない」だの「日本製品をすべて代替しよう」とか言っていた勢いはどこに行ったのやら。
ま、背に腹は代えられないということでしょうかね。
ただ、ちらっとQoo10で検索してみたのですが、もうアドブルーも尿素水もないですね。韓国側の検索だと違うのかもしれませんが。
日本から韓国に渡った尿素水が6.5トン。韓国がオーストラリアから軍用機で運んでくるものの1/4ほどが買われていったと。
どっちにしても焼け石に水ですが、個人としてはかなり助かるのでしょう。
そこまで個人が困窮しているのに、ムン・ジェイン大統領は欧州歴訪成果を誇らしげに語ったそうですわ。
尿素水不足で混乱も文大統領「不安抱くな」…欧州訪問成果を自画自賛(中央日報)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日、尿素水不足事態に関連し、「国民は過度な不安感を抱かないでほしい」と述べた。 (中略)
これに先立ち文大統領は先月31日、欧州歴訪中にバイデン米大統領が主導した「サプライチェーン回復力グローバル首脳会議」に出席したが、尿素水事態には全く言及しなかった。
文大統領はこうした状況の中でもこの日の冒頭発言で7泊9日間の欧州歴訪の成果を広報した。文大統領は「欧州歴訪は大変な日程だったが、成果は少なくなかった」とし「さらに格上げされた韓国の地位を実感し、韓半島(朝鮮半島)平和に対する国際社会の支持も繰り返し確認した」と述べた。
(引用ここまで)
なんというか……のんびりしてますね。
ちなみに韓国国内では「尿素水の転売や高値での販売を禁じる」という事態になっているそうです。
「違法要素水販売を報告してください」… 大邱環境庁、違法流通集中取り締まり(ニューシス・朝鮮語)
不法に尿素水を製造した場合は大気保全法に基づいて7年以下の懲役なのだそうですよ。
で、もうひとつ大ネタが。
NOx除去装置のついている火力発電所が止まる可能性が出てきました。
韓国、火力発電も不安…発電5社のうち3社で尿素水在庫1カ月分だけ(中央日報)
「尿素水大乱」が続く場合、物流・交通に続き火力発電所にまで広がる可能性も大きくなっている。この日野党「国民の力」の韓茂景(ハン・ムギョン)議員が発電会社5社から得た資料によると、発電5社のうち3社で尿素水在庫が1カ月分しか残っていなかった。蔚山(ウルサン)・東海(トンヘ)火力発電所を運営する東西発電は4日基準で335トンの尿素水を備蓄している。東西発電が火力発電のために昨年使った尿素水は5611トンだ。月平均使用量は478トンに達した。これを基準とすれば尿素水335トンは22日で消費する量だ。
火力発電は窒素酸化物排出量を減らすのに尿素水やアンモニア水を使用する。窒素酸化物排出基準を超過すれば改善命令、課徴金賦課、操業停止の順で行政処分が下される。発電所の稼動に尿素水が必須という意味だ。排出量基準を合わせられなければ暖房のための電力が必要な冬季に一部発電所の稼動中断にまで続きかねない。
(引用ここまで)
すごいな……。
もともとトラックの尿素SCRはこうした火力発電所で用いられていたものを自動車用に小型化したものなのですが。
というか、記事の引用外だと韓国の火力発電所でNOx除去装置がついているものは10%ちょっととのことなので、それほどの影響はないのかもしれませんが。
韓国の大気汚染の半分以上は韓国産という統計は間違ってないのだなぁ……と理解できましたわ。
まあ、そこまで大したことにはならないと思います。実際には。
でもまあ、一連の話は韓国が国として政府としてはダメさ加減がどれだけなのかというのが理解できるものではありますね。