韓国空軍、深刻な戦力空白……F-4E、F-5がいまだに現役で退役できず……F-35Aは導入遅延、KF-21は完成しても空対空ミサイルすら用意されない模様
「戦闘機がない」深刻になる戦力空白… 空軍「進退両乱」(世界日報・朝鮮語)
2022年を控えた朝鮮半島周辺の空が熱く盛り上がっている。中国とロシアは、米国のインド太平洋覇権に対抗して軍事的空調を一層強化する模様だ。 (中略)
このような状況で中国とロシア空軍の活動を牽制すべき韓国空軍は、戦闘機の老朽化、性能改良の不十分などの問題点に直面している。量的、質的下落を防ぐための特段の対策が急がれるという指摘だ。 (中略)
国会国防委員会所属と共に民主党アン・ギュベク議員の国政監査資料によると、空軍は現在の戦力化計画を反映しても戦闘機保有規模が現在の410機水準から2024年には360機ほどに減少する見通しである。韓国国防研究院(KIDA)が提示した適正戦闘機保有規模である430機に大きく及ばない水準だ。
空軍戦闘機戦力減少の原因としては、老後機種の退役が指摘される。1960年代後半から1975年まで導入されたF-4Dは2010年に退役した。1977年から95台が導入されたF-4Eは、2020年代半ば以降順次一線から退く予定だ。米国産F-5を国内生産した機種である(K)F-5の約60機は、2020年代後半を前後に退役する。
20~30年もの間、第一線で活動していたF-4は長期間の運用で老朽化が激しくなる問題が発生した。
廃止される部品も増えた。米国では部品を入手するのが難しく、スペインなどF-4を運営していた国で余剰部品を取り込んでいる一方、部品の回り止めをして3Dプリンタで自作するなどの努力を傾けて稼働率を維持しているが、老朽化による戦闘力の下落は避けにくいという指摘だ。 (中略)
一方、KF-21は航空武装装着の問題がある。最新の戦闘機でも航空武装がなければダンサーだ。
KF-21の開発は2026年まで行われる。初期量産が2026~2028年、後続量産は2028~2032年と予定されている。
問題はKF-21ブロック1に搭載されるミティアなど空対空ミサイルの国内導入時点だ。ミティア製作会社であるイギリスMBDAは、ミティア生産契約締結後、ミサイルを引き渡すまでに4年前後の時間がかかるという立場であることが分かった。
(引用ここまで)
KF-21(KF-X)の開発が遅れたことで6年前にF-4E、F-5の退役時期が5年ほど後ろ倒しにされています。
F-4Eは2024年まで、F-5E/Fは2030年まで運用するのだそうですよ。
F-5E/F タイガーIIをいまだに運用している国もそうないんじゃないですかね。
たしか150機ほどいまだにあるはず。
Wikiepdia英語版によると──
・F-4E 69機
・F-5 156機
・KF-16 167機
・F-15K 59機
・F-35A 16機
・F/A-50 60機
計527機。
ただ、記事によるとF-5は60機を残すだけということなので、100機ほどが退役済みなのかな。
ちなみにF-5E/Fは韓国で制空號と呼ばれ、「韓国の独自技術で開発・製造された先進戦闘機」とされてました。
……いや、ホントに。
当時はまだ北朝鮮空軍が優勢だったために、対抗手段として部品輸入してノックダウン製造したF-5を「独自戦闘機」としていたのです。
閑話休題。
F-4EもF-5E/Fももう老朽化が激しくて維持コストがかかってしょうがない状態。記事によると3Dプリンタで部品作ってるっていう。
ただ、新規導入についてはコロナ禍の対応予算を捻出するためにF-35Aの導入を遅らせているほどで、もうなんの余裕もない状況。
KF-21は2028年の戦力化に遅れがミリほども許されないことになってしまいました。
まあ、戦力化したところで装備できる対空ミサイルもなければ、対地攻撃もできないしAESAのルックダウンもできないんですけどね。