韓国空軍F35A、機体異常で瑞山基地に非常胴体着陸
韓国空軍の最新戦闘機であるF35Aが、飛行中に機体異常で非常着陸した。空軍はこの日午後0時51分頃、F35A 1機が訓練中に航空電子系統の異常でランディングギア(着陸装置)が下りなくなり、忠清南道瑞山(ソサン)の第20戦闘飛行団の滑走路に胴体着陸したと明らかにした。
空軍は正確な事故原因を調査する予定であり、結果が出るまで同じ機種であるF35Aの飛行を中断する方針だと明らかにした。
F-35のアジア太平洋地域の国際整備拠点「MRO&U」を運用する三菱重工では、韓国の機体整備については承知しておらず、徴用工賠償請求など韓国との関係も悪化していることから、日本での補修と原因調査についての実施は困難との意向を示している。
【過去の経緯】
正義党所属キム・ジョンデ議員は、米国が日本と日韓相互軍需支援協定(ACSA)を締結して韓国に日本のMRO&Uを利用しろと圧力を加えているのは「米国と結んだF-35購入契約に盛り込まれた条件履行を求めているから」だと指摘、これはF-35A導入交渉当時の朴槿恵政権が日豪の整備拠点利用に言及した内容が含まれる技術統制及びオーバーホールに関する契約に署名したためで、米国に重整備を受けるという選択肢が消えたと言っている。
キム議員は「余計な時間や費用を負担してまで豪州で重整備を受けるのはコスト面から見て現実的ではないので日本で重整備を受けるしかない」と述べているが、そうなれば今度は技術的に日本へ従属することになるとも指摘、そこで韓国も国内にF-35のMRO&Uを誘致しようと言い出した。彼は「清州に配備されたF-35Aの重整備を日本の戦犯企業に依頼しなければならない状況だ」と主張して清州へのMRO&U誘致を国会で推進すること言っていたが、今の所なにかの成果があがったという知らせは聞こえてこない。
結局、韓国では空軍のF-35Aの重整備問題は「日本以外」という文句を繰り返すだけで何も決まっておらず、防衛省の説明通り日本のMRO&Uに韓国のF-35Aを受け入れることになるのかは未知数だ。
しかし現在開発中のソフトウエア「ブロック4」が完成すれば、韓国も自国のF-35Aを「何処か」のMRO&Uに持ち込みアップグレードを受ける必要があるので、これまで先延ばしにしてきた問題に答えをださなければならない。