韓国人権委員会「警察は法的根拠など無視して旧日本大使館前での水曜デモを保護しろ」→地元警察「ええ……」
少女像囲んだ極右…「慰安婦否定」侮辱吐き出しても防ぐ方法がない(ハンギョレ・朝鮮語)
日本軍慰安婦問題解決のための水曜デモは19日にもソウル鍾路区旧駐韓日本大使館前平和の少女像から50mほど離れたところで開かれた。国家人権委員会(人権委)が警察に「反対集会から水曜デモを積極的に保護せよ」と勧告したが、集会場所を先取りした極右・保守団体にまた押されたのだ。 (中略)
この日、警察は拡声器の呼びかけで名誉毀損・侮辱発言を自制してもらうよう勧告し、物理的な衝突を防ぐことにだけ配慮していた。鍾路警察署関係者は人権委の勧告について「水曜デモと反対団体の間での摩擦や誹謗的な発言は警告放送を通じて制止を要請し、平和的な集会が保障されるように積極的に措置する」と説明した。だが、両団体間の集会場所と時間が重複し、極右・保守団体の会員たちの侮辱・名誉毀損発言が続くことについては依然として「強制的に阻止する法的権限がない」という立場だ。
(引用ここまで)
正義連(詐欺犯として前理事長、および現役理事が起訴されている団体)による、いわゆる水曜デモが行われようとしていたのですが。
慰安婦像周辺の場所は、「極右団体」によって先に予約されてしまっているというのがここのところの恒例となっています。2020年5月からは延延と先取りされてしまっている。
「極右団体」側は警察署の前に何日も前から徹夜+交代で予約をしてしまっているとの話。というか、正義連はそれに勝つような動員ができなくなった、ということでもあるのですが。
でもって、正義連はそうした動きに対して、国家人権委員会に「緊急救済措置」を求めていたのですね。
「水曜デモを慰安婦像のある場所で行うことは我々の権利である」と。
当初、「なにが人権委員会マターになるんだろうなぁ」とか思ってスルーしていたのですが。
なんと人権委は「水曜デモを慰安婦像のある場所で行わせろ」と警察に対して勧告したのです。
韓国人権委「警察は慰安婦問題解決のための水曜デモを積極的に保護すべき」(ハンギョレ)
人権委は17日、「水曜デモは日本帝国主義による反人道的犯罪に対して、韓国の市民社会がその責任を問う世界史的にも前例のない運動であり、正義と真実を追求し、不正義に対して責任を取ることを求める世界最長期の集会に対する保護策に重点を置くべきだと判断した」と発表した。 (中略)
人権委は警察に対し、水曜デモに反対する団体に集会の時間と場所を変えることを積極的に勧めるよう勧告した。また、2つの集会が同時に同じ場所や隣接する場所で行われた場合にも、反対集会側がスピーカーの過度な騒音などで水曜デモを妨害する行為、または日本軍「慰安婦」被害者をはじめとする水曜デモ参加者に対し、名誉毀損や侮辱行為を行わないよう現場で中止勧告または警告を行い▽当事件の被害者側が処罰を求めた場合は積極的に制止し、捜査するよう警察に勧告した。
(引用ここまで)
この勧告に警察側は困惑しきり。
「正義連の水曜デモを保護しろ」と言われても、そうする法的根拠がない。
「暴力装置」である警察が法的根拠なしに動くことはできません。
まあ、それをいうならこの「少女像」とやらも釜山のも設置された時点での法的根拠はなかった(というかはっきりと違法設置)はずなので、韓国では法的根拠なんてさほど大事にされていないのですけどね。
法的根拠よりも大事なのは正統性があるかどうか。
そもそも政府が徴用工裁判等で日韓基本条約に付随している日韓請求権協定を無視しているのですから、法的根拠なんてものは韓国では必要ないのです。
今回の人権委の勧告も同様で。
「警察は法的根拠なんてかなぐり捨てて正義連、水曜デモを優先せよ」って話をしているのです。
さすがに地元警察はそれに従ってはいないのですが。まあ、少なくともいまのところは。
これが韓国の姿、というものです。
法治主義じゃないんだよなぁ……。