北京冬季五輪:これでも中国は金メダル(上)
中国と接触もしていないのに…ファン・デホンとイ・ジュンソが失格
北京冬季五輪ショートトラック、相次ぐ不公平判定で1000m金メダル
ファン・デホンとイ・ジュンソあえなく脱落…韓国ショートトラック3試合メダルなし
選手も見守っていた人々も完ぺきな試合だと思っていた。しかし、審判の判定は違っていた。ビデオでレースを確認した後、ペナルティーを科して失格にした。それも一度ならず二度までもだ。メダルのために4年間、計り知れないほどの汗を流してきた選手たちは何も言わずにアイスリンクを去った。
韓国男子ショートトラックの看板選手ファン・デホン(22)=江原道庁=とイ・ジュンソ(21)=韓国体育大学=が釈然としない判定により、北京冬季五輪1000メートルで初めて決勝にも進めなかった。ファン・デホンは7日、北京市内の首都体育館で行われた1000メートル準決勝第1組で、1位でフィニッシュラインを通過した。中国の任子威(24)と李文竜(20)に続き、3位につけていたファン・デホンはフィニッシュラインまであと4周というところでインコースを果敢に攻略、一気にこの中国の2選手を抜いた。ファン・デホンはその後、中国の選手たちに一度も追い越されることなく、最初にフィニッシュラインを通過した。ところが、審判陣はレースをビデオで確認した後、「ファン・デホンは中国の2選手を追い越す時にレーン変更が遅かった」として反則を宣言し、失格にした。SBS解説者のパク・スンヒ氏は「スペースが空いた時にファン・デホンがインコースに入った。中国の選手との接触もなかった。むしろ李文竜の方がファン・デホンに対して手を使ったのに、なぜこのような判定になるのか疑問だ」と言った。決勝には準決勝の上位2人が進出する。ファン・デホンが失格で脱落し、3位になった李文竜が2位の任子威と一緒に決勝に進んだ。
理解しがたい場面は次のレースでもあった。イ・ジュンソは準決勝第2組で2位になった。クリーンなレースをしたとの思いからか、フィニッシュラインを通過した時に両手を挙げる「セレモニー」までした。ところが、審判陣はこのレースでもビデオ判定により、「イ・ジュンソはシャオアン・リュウ(23)=ハンガリー=を抜く際、レーン変更反則を犯した」として失格処分にした。シャオアン・リュウがイ・ジュンソを追い越そうとしたのに、審判はイ・ジュンソに反則を言い渡したのだ。イ・ジュンソが脱落し、3位になった武大靖(27)=中国=が決勝に進出した。シャオアン・リュウは救済されて決勝ステージに進んだ。韓国の2選手が失格となり、本来は脱落していたはずだった中国の李文竜と武大靖が代わりに決勝に進んだのだ。パク・チャンヒョク(23)=スポーツ・トト=も準決勝に進んだが、準々決勝中に他選手とぶつかって転倒した時、左手が切るけがをして棄権した。