韓国メディア「ソウルの不動産価格は最大で50%下落する。しかし、そこから立ち直るので日本のバブル崩壊とは事情が異なる」……そうかぁ?
2022年11月06日 カテゴリ:経済 コメント:(89) タグ: 韓国経済 韓国不動産爆弾 ヘリオシティソウル江南の再建築の象徴と呼ばれる銀馬マンション。
最近、ソウル市で整備計画案が審議を通過し、再建築に弾みがついているが、住宅価格はかえって落ちています。
占有面積76平方メートルが先月19億9000万ウォンで売られ、20億ウォン台が崩れました。
昨年最高に26億3500万ウォンに比べて6億5000万ウォン近く急落したものです。
江南区大峙洞の不動産仲介業者:「19億5000万にも(売りが)います。 探してる方はあるが、ほぼ動きはありません。もう少し落ちるのではないかと見ていたようです」
ソウル市内最大規模団地で有名な松坡区可楽洞(ヘリオシティ占有面積84平方メートルも最近、17億800万ウォンで売れました。
最高取引価格だった23億8000万ウォンから6億ウォン程度下落したものです。
実際、今週ソウルのマンション売買価格は23週連続下落し、10年4ヵ月ぶりに最も大きな下げ幅を記録しました。
全国と首都圏マンションの売買価格も韓国不動産員が時価調査を開始した2012年5月以後、一番大きく落ちました。
キム・ギュチョ・ン/韓国投資証券資産継承研究所長「相次ぐ金利の引き上げと買収の萎縮により、売り急ぎの物件も取引が容易でなく、取引の崖が深刻化し、しばらくは価格の下落が持続する見通しです」
ソウルのマンション取引件数は激減傾向を見せているこの9月には614件で、昨年同期間の22.8%に減少しました。
金利引き上げで保証金融資の利子負担が重くなってチョ・ンセのウォルセ(訳注:通常の家賃)化が早まり、保証金も調査開始以降歴代最大の下げ幅を記録しました。
9月、全国の売れ残りマンションは4万1604件と1年前と比較して3倍に増え、今年初めよりは2倍近く増加しました。
専門家らは不動産市場状況が深刻だと述べ、政府は手遅れになる前に特段の対策を立てなければならないと主張しました。
コ・ジョンワン/韓国資産管理研究院院長:LTV規制緩和とPF支援対策にもかかわらず、市場の反応は温かったうえ、資金難はさらに悪化しているためにDSRの上方修正や信用収縮の緩和など、より積極的な対策が必要です」
不動産市場のハードランディングへの懸念が高まる中、政府がどんな対策を出すのか注目が集まっています。
(引用ここまで)
ソウルの不動産下落が止まらない、という最近は週イチくらいでレギュラー化しているニュース。
江南地区の再開発対象マンションですら下落している、っていうのは解説が必要ですかね。
再開発が許可されるとさらに大規模なマンションになり、新築になるので高価で取引されることが期待されるのです。
というわけで再開発が決まった古いマンションは却って高騰するなんてことがパターンなのですね。特に江南では。
ところがそうしたマンションなのに、価格が下落している。
それも数億ウォン単位で。
ちなみに記事中にある「ヘリオシティ」はそうした経緯を経て約1万世帯が入居しているソウルでも指折りの大規模マンション。84棟が一ヶ所に建設されています。駅近。
韓国では「あのヘリオシティ」として知られているのですが、そのヘリオシティですら最高値から28%の下落。
というわけで不動産価格下落に対して政府はなんとかしろ、という声が出ているものの。
ムン・ジェイン政権下の最初の4年間でソウルの不動産価格は2倍になったので、下落して当然というか。
これが本来の状態ともいえるかもしれませんね。
なお、韓国の不動産界隈では「最大で50%落ちても不思議はない」とされています。
「最悪の場合、住宅価格50%暴落だが、日本式長期低迷の可能性は低い」(朝鮮日報)
50%下落して、数年経てば上昇基調に転じるだろう。韓国は日本とは違う、とのことですが。
まあ……「財産の9割が不動産」とされる韓国でそこまで下落して立ち直れるのか、という気がしなくもないです。