韓国 梨泰院 群衆事故から1か月 遺族 “責任の所在を明確に”
日本人2人を含む158人が死亡した、韓国 ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で起きた群集事故から1か月となる中、現場では犠牲者を悼もうと訪れる人が後を絶ちません。一方、遺族からは政府に事故の責任の所在を早急に明確にするよう求める声があがっています。
10月29日の夜、ソウルの繁華街イテウォンでハロウィーンを前に起きた群集事故では、大勢の若者らが折り重なるようにして倒れ、日本人女性2人を含む158人が死亡し、196人がけがをしました。
事故から29日で1か月となる中、現場の路地には花や菓子が供えられていたほか、犠牲者を悼むメッセージが数多くはられ、日本から追悼に訪れる人もいました。
京都から来たという20代の女性は「花を供えようと来ました。同じ年代の人がこんなに亡くなったと思うととても悲しくて涙が出ます」と話していました。
一部の遺族たちは、今月22日に初めて共同で記者会見を開き、政府に対し、事故の真相究明と責任の所在を早急に明確にするよう求めています。
韓国の警察庁は特別捜査本部を設置して業務上過失致死傷などの疑いで調べを進めていて、国会でも真相究明や再発防止に向けた国政調査が、12月から始まる見通しです。
ただ、国会では、多数を占める最大野党が事故の対応をめぐって担当閣僚の更迭を要求していて、韓国メディアからは政争に熱を上げるのではなく、再発防止策を議論すべきだという指摘も出ています。