きっかけとなった出来事の詳細
民進党(当時)が伊勢志摩サミットを検証するための国会内チーム会合で、山井和則議員(国対委員長代理)が英有力紙**「The Times」**に掲載された風刺画をボードに掲げて紹介。
その風刺画は、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」をモチーフに、EU離脱(Brexit)を主導したボリス・ジョンソン前ロンドン市長(乱れた髪と大きな口が特徴)を大波に重ね、近くの船に乗ったキャメロン英首相(当時)が「あのとてつもないバカ(愚か者)から逃げた方がいい」と言う内容。
山井議員はこれを安倍晋三首相を揶揄したものだと勘違いし、「安倍さんの顔で大波に描いてある」「あの大馬鹿野郎から逃げようぜとG7の皆さんが言っている」「安倍総理が国内で国民に言っていることは捏造なんじゃないの?」と批判的に取り上げた。
結果と「デマノイ」誕生すぐにネット上で**「これはボリス・ジョンソンだ」「安倍総理じゃない」**と指摘が殺到。
**明らかな事実誤認(デマ)**として大炎上。
安倍晋三首相のFacebook(当時の秘書投稿)で「ネット上で『ヤマノイ』ではなく、もはや『デマノイ』じゃないかと小炎上」とチクリと書かれ、これが決定打に。
以降、ネット(特に保守系・まとめサイト・2ch/5chなど)で**「デマノイ」**(デマの井=デマを撒き散らす井戸のように嘘や誤情報を発信する、というあだ名)が定着。
この一件は**「風刺画デマ」**として代表例になり、その後も山井議員の他の発言(障害者差別関連のブーメラン、ギリシャ国債など)が「デマノイ」のイメージを強化した形です。
なおそおの検証チームの会見で山井和則が実際にその風刺画を記者に掲げて説明したら、記者に「いや。船に安倍さんは乗っている」と突っ込まれて慌てて隠したのは有名
当時の新聞記事から
民進・山井和則国対委員長代理、英風刺画を捏造? 英首相候補の絵を安倍首相と決めつけ「大馬鹿」と批判
2016/5/31 13:44民進党が主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関して30日に国会内で開いた「検証チーム」の会合で、山井和則国対委員長代理が英有力紙「タイムズ」に掲載されたEU(欧州連合)関連の風刺画を安倍晋三首相への批判だとして取り上げたことが分かった。
風刺画は、葛飾北斎の富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)の大きな波を、英保守党の次期首相候補とされるボリス・ジョンソン前ロンドン市長に模した絵だった。
乱れた髪が特徴的なジョンソン氏と波頭を重ねあわせ、同氏が大きな口を開けた様子を描き、近くで船に乗ったキャメロン英首相とみられる人物が「あの愚か者から逃げた方がいい」という趣旨の発言をしていることを表現した。
英国では6月23日にEU離脱か残留かを問う国民投票が実施される予定。キャメロン首相は残留を訴え、ジョンソン氏は離脱支持を表明している。キャメロン首相の船には安倍首相やオランド仏大統領、メルケル独首相、オバマ米大統領ら先進7カ国(G7)の首脳とみられる人物も描かれていた。
ところが、山井氏は30日の会合で、風刺画を掲げて「ここにも描いてあるように、安倍さんの顔で日本の津波からG7の首脳の方々が『あの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げたほうがいいよ』と。つまり、安倍首相が国内で国民に言っていることは『捏造(ねつぞう)なんじゃないの?』ということだ」と決めつけて発言した。
山井氏は、安倍首相が伊勢志摩サミットで世界経済はリーマン・ショック前に似た状況だと語ったことを批判したかったようだ。会合に出席していた柿沢未途衆院議員もフェイスブックに風刺画を掲載し、「こんなのが英国を代表する高級紙に掲載されたのだとしたら国辱ものだ」と記し、安倍首相への批判という前提で紹介した。
だが、風刺画で描かれたジョンソン氏は安倍首相とは似ても似つかない上、安倍首相自身らしき人物が船の上に乗っていることを見れば、安倍首相批判の風刺画ではないことは一目瞭然。「捏造」したのは山井氏や柿沢氏ら民進党の方だったようだ。
https://www.sankei.com/article/20160531-LFG2POYUQBKIXBGX3JFO3Z3SFE/
G7と書かれた木製の船に乗っている左から5人目が安倍さん
