おにぎり「アリガトウ」
外国人客おもてなし 成田
2010年04月20日10時43分
案内された参道の旅館で、おにぎりをほおばる足止め客たち=19日午後、成田市仲町
火山灰による欧州便欠航で成田空港に多くの外国人客が待機を続ける状況を受け、空港おひざ元の成田市と観光協会は19日、歴史的なたたずまいが残る成田山新勝寺門前に足止め客を招き、手作りのおにぎりなどでささやかな「おもてなし」に乗り出した。市が空港から臨時バス2台をチャーター。地元一体で受け入れ態勢を整えた。急きょ決定したため、参加者は約20人にとどまったが、異国の地で触れた温かな心で疲れを癒やし、気分転換もできた足止め客たちは「アリガトウ」と笑顔を見せた。
食事が振る舞われたのは江戸時代から続く「近江屋旅館」。農協提供のお米をおかみらが総出で握って約50個を準備。市国際交流協会の通訳の案内で座敷に腰を下ろしたオーストラリアの看護師、ジェイド・ノーランさん(21)は、初めて食べるおにぎりと地元商店が差し入れた漬物を「おいしい」とほおばった。
休暇を利用し成田経由で英国に向かう途中の15日、搭乗機は引き返しに。初日は空港周辺のホテルに泊まれたが、翌日以降は予約で埋まり、空港で3連泊を余儀なくされているという。
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/society_kiji.php?i=nesp1271727802