珍!木星のしま1本消滅…原因不明
南のしま模様と大赤斑が重なっている通常の木星(09年7月9日)
南のしま模様が完全に消滅した木星(今年5月13日、オーストラリアのアマチュア天文家アンソニー・ウェスリー氏撮影)
木星を彩るしま模様の1本が完全に消えてしまったことがわかった。
20年に1度程度しか起きない珍しい現象とあって、天文ファンらの関心を集めている。
木星の表面を望遠鏡で眺めると、赤道近くを南北平行に走る2本の濃い色のしま模様と、巨大な赤い斑点が目立つ。5月に入ってから、南半球のしま模様が完全に消え、赤い巨大な斑点だけがぽつんと取り残されて見えるようになった。
国立天文台によると、しま模様は、木星上空を覆う雲の成分の違いで現れると考えられているが、南のしま模様だけが消えた原因は不明という。
しま模様が消える現象は、1970年代と90年代にも観測されたことがある。
(2010年5月19日12時23分 読売新聞)