韓国“殴り合いサッカー”で16強!先制許すも引き分けで通過
韓国がB組最終戦でナイジェリアと2-2で引き分け。1勝1敗1分けで勝ち点4とし、同組2位で決勝トーナメント進出を決めた。1次リーグ突破は2002年日韓大会以来、2大会ぶり2度目で、自国開催以外では初めて。次戦は26日に、A組1位のウルグアイと8強をかけて戦う。
徹頭徹尾、相手ゴールを目指す。突貫サッカーで、アジア勢の16強入り一番乗りを決めた。許丁茂監督は「選手を誇りに思う。試合内容では全く負けていない」と胸を張った。だが実際には、悲劇とも紙一重だった。
最終戦を前に、B組は全チームに勝ち抜けと敗退の可能性があった。韓国は先制を許すが、練習を重ねたセットプレー2発で逆転に成功。だが後半途中からは、ナイジェリアに決定的な場面を何度もつくられた。
後半21分、無人のゴール正面から流し込むだけのクロスを、FWヤクブが信じられないミス。24分には途中出場のDF金南一が、言い訳のしようがない反則タックルでPKを与え、同点を許す。
さらに後半35分、GKと1対1となったFWマルティンスのシュートがGKの頭上を抜いたが、わずかにゴール右に外れる。44分にもカウンターからMFオビンナが放ったシュートが、ゴールの右ポストをかすめた。
敵失に救われた。もし逆転弾が決まり、ナイジェリアが勝っていれば、韓国に代わって16強入りしていた。
今大会初の直接FKで2点目を決めたFW朴主永は「最後までW杯の舞台は甘くないと感じた。あきらめずに一丸となって全力を尽くした」と胸をなで下ろした。
許監督は「守りにいかず勝ちにいったのが、とても効果的だった」と選手の敢闘精神を褒めた。とはいえ、同点でOKの展開なのに終盤になっても速攻を続け、カウンターを食って肝を冷やすシーンも。そもそもアルゼンチンとの第2戦で、1-4と大敗しなければ、得失点差に悩まされる必要もなかったはずだ。
それでも韓国は相手がどこであれ、“殴り合い”のサッカーに徹して結果を出した。岡田ジャパンも“柔よく剛を制す”サッカーを突き詰めて、ライバルの快挙に続きたい。