20歳のベトナム人新妻を夫が殺害 /釜山
来韓して8日
今月1日午前9時ごろ、釜山市沙下区新平洞に住むKさん(71)は、息子のJ容疑者(47)がベトナムから連れてきたという嫁Tさん(20)に初めて会った。Kさんが見た嫁は、身長160センチほどで、体は小さかったが、おおらかな印象だったという。韓国語は「オッパ(年上の男性に対する呼称)」など幾つかの単語しか分からなかった。初めて食べた韓国料理が口に合わなかったのか、焼き魚だけにしか手を付けなかったものの、箸はうまく使いこなしていた。
ホーチミン市が故郷だというTさんは、「韓国で豊かな暮らしをしたい」と希望し、今年2月7日に国際結婚あっせん会社を通じて夫と出会い、およそ十日後に現地で結婚式を挙げた。その後、結婚の手続きのため韓国へ帰り、再びベトナムへ来た夫と、4月24日から実家で暮らしていたTさんは、家族にあいさつをした後、今月1日早朝の飛行機で初めて韓国へやって来た。
二人は、Kさんが住む家から300メートルほど離れた、10坪(約33平方メートル)余りの家で新生活を始めた。だが、Tさんは8日夜7時40分ごろ、自宅で腹を刃物で刺され、死んでいるのが発見された。顔や体には、殴られたあともはっきり残っていた。夫のJ容疑者は、Tさんの遺体が発見される前、自宅から500メートルほど離れたところから警察の治安センターに電話を掛け、「部屋にいた人を殺した」と告げた後、治安センターを訪れた。調べに対しJ容疑者は、「わたしは精神疾患を抱えている。夫婦げんかをしていて、幽霊が『殺せ』と命じる幻聴が聞こえたため殺した」と供述しているという。
釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版