韓国映画 “脱韓流”へ模索
2010年8月6日 朝刊
固定ファンをつかんだ韓流ドラマ、人気が盛り上がっているK-POP(韓国ポップス音楽)。それに比べ、韓国映画は今、あまり元気がないが、ブームが一時ほどの勢いを失った中でどう立て直すか、関係者の模索が続いているようだ。韓国映画の現況とは。 (石原真樹)
公開中の映画「グッドモーニング・プレジデント」は韓国大統領が題材のコメディー。「トンマッコルへようこそ」の脚本で知られるチャン・ジン監督の新作だ。
主演は、韓流スターでも特に人気のある「四天王」の一人、チャン・ドンゴン。宣伝用に彼の来日がないのは残念?-配給するSPO配給事業部の村田淳さんにそう水を向けると、「もちろん、来日すればファンが殺到することは分かっている。でも、作品のためには来日がなくてよかったかも」と意外な答えが返ってきた。
「韓流と認識されると、一般の映画ファンが敬遠しがち。韓流ファンにも見てほしいが、広い層に作品の良さを伝えるには、イメージがマイナスになる可能性がある」。言葉の端々に、純粋に映画としてアピールしたい、との思いがにじむ。
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日本における韓国映画人気の先駆けは、一九九九年の「八月のクリスマス」と二〇〇〇年の「シュリ」、〇一年の「JSA」。いずれも、良質な単館系映画として話題になった。映画ライターの佐藤結さんは「韓国でこんな作品が作られるなんて、と驚きを持って迎えられた」と当時を振り返る。
〇二年の日韓共催サッカー・ワールドカップを経て、〇三年にドラマ「冬のソナタ」で韓流が一大ブームに。映画も次々に配給され、「四月の雪」や「私の頭の中の消しゴム」などがヒットした。
だが、〇六年ごろにブームは引き、映画の年間公開数は〇五年の六十一本から〇七年には四十一本に減少。動員も、「グエムル 漢江の怪物」「王の男」(06年)など、本国では大ヒットした作品が日本では軒並み苦戦した。「ブームのころに公開された映画も、実はほとんどがもうからなかった」(佐藤さん)ともいわれる。
そしてブームが下火になった今、残された「韓流=中年女性向け」のイメージが韓国映画にとって負担になっている、と村田さんは分析する。さらに「ブームのころに雑な作りの作品も多数配給されたため、韓国映画のイメージを落とした」とも。もちろん、ブームには「玉石混交とはいえ、多数の韓国映画が日本に紹介された」(映画評論家の矢崎由紀子さん)など“功”の面もあるが、韓国映画を配給する立場には“罪”の面が今なお呪縛(じゅばく)となっているようだ。
イ・チャンドン監督の「詩」が今年、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど、韓国には世界で評価される監督が多い。佐藤さんは「日本の統治や朝鮮戦争など歴史に裏打ちされた物語の強度と、映画人を育てる教育機関や釜山国際映画祭に対する国の手厚い支援」が背後にあると解説する。
日本でも「母なる証明」「息もできない」が昨年末から今年にかけてヒットし、底力を見せた。今年四月には韓国最大手映画会社とシネコン大手ティ・ジョイのグループ会社が共同出資し「CJエンタテインメント・ジャパン」を設立。ユン・スンヨン企画製作部部長は「韓流ブームは意識しない。映画ファンが楽しめる作品を公開したい」と話す。韓国映画は年間六~七本配給される予定で、ブームが去ったとはいえ、韓国映画が日本で見られなくなる事態は当分なさそうだ。
「韓流ブームというバブルがはじけ、『シュリ』のころに戻った」。現状をこう見る佐藤さんは、今後の課題についても「韓流ファンという“基礎票”がない作家性の高い作品が、今後どれだけ日本で公開されるか」と指摘している。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2010080602000128.html
「韓流」が否定的イメージの代名詞というのは04-05年ごろに定着していたと思うが。
「マンガ嫌韓流」のころには既に「韓流」のイメージはその程度だったのに、
韓国人のホルホルは長かったよねw
一瞬「ブーム」と錯覚して粗製乱造してイメージを悪くして、その後苦しむ。
韓国製品全てにあてはまるパターンだ。w