(本文は、1964年に出版された、
[Douglus MacArthur著 Reminiscences]の中で昭和天皇との
最初の会見の様子を記した、P.288を和訳したものである。
訳文は、昭和39年1月25日付け、朝日新聞より引用している。)
(昭和天皇のお言葉)
「私は、国民が戦争遂行にあたって、政治、軍事両面で行った
全ての決定と行動に対する、全責任を負うものとして、私自身を
あなたの代表する諸国の裁決に委ねる為にお訪ねした。」
私は、大きい感動にゆすぶられた。死を伴うほどの責任、それも私の知り尽くしている諸事実に照らして、明らかに天皇に
帰すべきではない責任を引き受けようとする。
この勇気に満ちた態度は、私の骨の髄までも揺り動かした。
私はその瞬間、私の前にいる天皇が、個人の資格においても、
日本の最上の紳士である事を感じ取ったのである。