韓国イージス艦で乗員急病
海自US1Aが収容、空輸 関東東方1800キロ

急患空輸のため「セジョン・デワン」(奥)近くに着水した海自US1A(8月12日、金華山沖で=防衛省提供)
海自のUS1A救難飛行艇が8月12日午後、日本近海を航行中の韓国海軍艦艇で発生した急病人を厚木基地まで空輸した。
8月11日午後11時半ごろ、関東東方沖約1800キロを航行中の韓国海軍のイージスミサイル駆逐艦「セジョン・デワン」(満載排水量1万290トン)で男性乗組員(22)が急病となり、同12日午前3時すぎに在京韓国大使館が海上保安庁に急患輸送を要請、同10時10分になって第2管区海上保安本部長から海自航空集団司令官に災害派遣の要請があった。
これを受け厚木基地から3空のP3C哨戒機5072号機(機長・大城1海尉以下乗員12人)が離陸。続いて71空のUS1A救難飛行艇9090号機(同・竹森3海佐以下乗員12人)が東海大病院の医師らを乗せ離陸し、「セジョン・デワン」を目指した。
午後3時半すぎ、宮城県金華山沖東方約880キロの海上で風速12~13メートル、波高2・3から2・9メートルの中、P3Cの誘導を受けUS1が「セジョン・デワン」近くの海面に着水。救助ボートを出し、同艦のゴムボートから患者を収容。同4時すぎに離水し、8時前に厚木基地に到着。救急関係者に患者を引き継いだ。
「セジョン・デワン」は韓国イージスミサイル駆逐艦の1番艦で、6月末から8月初旬までハワイ周辺海域で行われた米海軍主催の環太平洋合同演習「リムパック2010」に参加、帰国の途中だった。海自US1による外国海軍艦艇からの急患空輸は、近年では平成6年8月に四国沖で米国艦からの例があるが、韓国艦では初めて。
韓国から「感謝」の表明があったと聞いたことがないんですが・・・
韓国海軍艦艇からの急患輸送に係る災害派遣について(最終報)
平成22年8月12日
防衛省
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2010/08/12c.html