最近、日本に住みながら、日本の新聞に韓国関連記事が急増してい
ることを実感する。 数年前まで韓流ブームを扱う程度だったが、関心
の幅が韓国という国の成長、さらに韓国人の底力はどこから生まれる
のかという部分に広がっている感じだ。
日本で事業をしながら感じるが、一つの国の評価基準には2種類が
あるようだ。 いわゆる「量」と「質」だが、今までの韓国に対する評価は
主に数値で表れる経済指標など「量」に偏っていた。 これが今では
「質」に変わっている。 すなわち国格または国家のイメージ次元の評価
で扱われているのだ。 このため韓国企業の立場でも質的転換を通し
たイメージ向上にも気を配らざるを得ない。
昨年、韓国の輸出が世界9位になり、初めて「トップ10」入りしたとい
う発表が、今月初め世界貿易機関(WTO)から出てきた。 大きな成果
だ。 しかしその発表を聞きながら、果たして韓国企業の活動の土台や
文化も「量」にふさわしい「格」を備えているだろうかという疑問が生じ
た。
実際、韓国では日本資本が参加した会社の製品という根拠のないう
わさだけで不買運動が起きたりする。 やむを得ずそれを釈明する言葉
を製品に付着する。 ここで終わらない。 すぐに日本では日本人ネット
ユーザーが立ち上がる。 気分が悪いということだ。 同一製品を日本で
販売することに反対するという不買運動が起きたこともあった。 企業の
立場としては韓国でも日本でも唖然としてしまう出来事だ。
外国で活動する韓国企業人の所望は一つだ。 グローバルスタンダー
ドに立脚した競争をし、そこで質が認められ、企業と国家イメージに寄
与したいというものだ。
日本の知人らは「日本の若者からは覇気と挑戦精神が消えた」と心
配している。 日本の若い選手が「金メダルを取る」と言うよりも、「敗れ
たが、結果に納得している。 試合を楽しんだ」と話す姿を見ながら憂憤
を吐露したりもする。 日本の若者が上の世代の目には脆弱に映るし
かない。 しかしこういうことだけで日本という国の「質」の低下に連結さ
せるのは間違っている。 日本を知れば知るほど、日本の商取引は質
的に高い。 まずは「信」という文字が命のように守られている。 詳細な
部分まで完璧を追求する緻密さは言葉通り「精神的インフラ」だ。 韓国
が質的に向上するためには、まだ日本から学ぶべきことがたくさんあ
る。 それなら韓国のもう一つの隣国である中国はどうか。 中国に行く
度に、日進月歩する中国の躍動性に恐怖さえ感じる。 中国の足りない
点を私たちが敢えて指摘する必要はないだろう。 私たちの質的成長を
ためには、隣国の良い点を探して見習う努力をすればよい。
今はもう北東アジア時代だ。 韓国・日本・中国がともにうまくいかなけ
ればならない。 2500年前、孔子はこういう言葉を述べた。「三人行け
ば必ず我が師あり。その善なる者を択び、之に従い、その不善なる者
はこれを改む」(三人行必有我師焉 択其善者而従之其不善者而改
之)。良いことは見習い、悪いことは直すため、良いことも悪いことも自
分の師になるという意味だ。 最近の地政学的状況にぴったりと重なる
言葉だ。
今晩、刺し身と酒で始め、南煎丸子に白酒を飲んだ後、カルビに焼酎
で締めくくり、韓日中北東アジアの三人行を乾杯しようかと思う。
楊仁集(ヤン・インジプ)真露(ジンロ)ジャパン社長
韓国では日本と言うだけで不買運動ですか。
日本では、そんなことありえないが。
試してみる価値はあるか。