先日、中国社会科学院が総合国力を分析した「国際情勢白書」を発表した。
分析の対象は国土の大きさや資源、人口、経済、軍事、科学技術の要素のほか、社会の発展度や持続性、安全性などにおよび、分析の結果、日本は世界第2位、中国は世界第7位となった。
この総合国力は領土や自然資源、人口、経済、軍事、科学技術の5つの構成要素と社会発展、持続可能性、安全と国内政治、国際貢献の4つの影響要因を集計したもので、上から順に
1、米国
2、日本
3、ドイツ
4、カナダ
5、フランス
6、ロシア
7、中国
8、イギリス
9、インド
10、イタリア
11、ブラジル
となった。
これに対し、中国人ブロガーの王錦思氏は自らのブログに「なぜ中国は日本よりも5位も低かったのか」と題する文章を掲載している。
王錦思氏は中国経済が発展し、GDPの額では日本を抜いて世界第2位になろうとしているが、国家の発展はGDPの数字だけでは図ることが出来ないと指摘した。
「国際情勢白書」のなかで、中国が高く評価されたのは「世界第2位の軍事力」と「人口」だが、軍事力に対して中国のネット上では「高すぎる」との声が上がっている。
ネット上には「数だけを見て、質を考慮していない評価にいったいどのような意味があるのだろう?」というコメントが寄せられている。
また王錦思氏は、国土が小さく、人口も少ない日本が世界第2位と評価されたのは、(国土や人口など、先天的優勢を持つ中国と比べ)科学技術や教育を重視し、後天的な努力によって獲得したものが評価されたものだとした。
続けて、物質的なハード面において日本を超えるのは容易であるが、制度や環境、教育といったソフト面で追いつくことは長い時間が必要だと指摘し、
今回の「国際情勢白書」における評価はその点に気づかせてくれたことに価値があるだろうと語った。
『国際情勢白書』で、米国は超大国で、多くの面で優位性があり、その他の国と比較するとランクが異なるとされた。
米国は社会発展、持続可能性、安全と国内政治の3項目で得点が比較的低かったが、その他の項目では上位につけている。
中でも、経済、軍事、科学技術、国際貢献の4項目ではトップに、資源では2位につけた。
特に米国の軍事力については、その先進的な面が評価されれば、優位性はさらに増すといえる。
総合評価で2位につけた日本は、領土と資源、人口の項目で得点が低く、軍事力が弱いが、その他の項目では上位を占めている。
この評価では、軍事力については量だけが計算され質は考慮されない。
しかし日本の軍事力は量は少ないが質はよいという特徴がある。
先日、英国の軍事専門誌ジェーンズは、中国と日本が戦争をしたら中国は勝てないとの記事を発表したが、軍事費・軍人数だけで軍事力は測れないため、実際の順位はもっと高くなるだろう。
ロシアと中国は多くの項目で評価が低く、それぞれ6位と7位となった。
ロシアが高得点を得たのは領土と資源、中国は人口である。
ロシアと中国は軍隊の人数が多く、装備の数が多く、軍事費においても比較的上位を占めており、軍事の項目ではそれぞれ3位と2位につけた。
しかし全体的に見ると、ロシアと中国の軍事装備(特に通常兵器)の近代化レベルは西側の先進国より後れており、米国と比べるとさらに後れをとっている。
中国は人口が多く、十分な労働力があるが、基数が大きすぎることも問題となっている。
その上、中国には高齢化問題も存在する。ロシアと中国の弱点は多く、今後の発展においてこれらに配慮する必要がある。
>>韓国はよく10年後に日本に追いつく(あるいはもう追いついた)と言っているが、 まずはベスト20に入ることを目標としたらいいのでは?