「1×9=9」中国算書参考 「九九」練習の木簡片を発見 奈良・平城宮跡
産経新聞 12月4日(土)7時56分配信
奈良文化財研究所(奈良市)は3日、平成20、21年にかけて平城宮跡(奈良市佐紀町)から出土した木簡群の中に、中国の算書に掲載されている「九九」の計算を記した木簡片が見つかったと発表した。中国の算書を参考に記した木簡の出土例は初めてという。平城宮跡東側から見つかった木簡片(長さ16センチ、幅1・5センチ)の一部に、「1×9=9」を意味する「一九如九」(いんくはくのごとし)の文字が記されていた。
中国の隋、唐時代の九九の算書「孫子算経」と「算経十書」に「一九如九」など九九の計算が掲載されており、これらの算書を参考にしたとみられる。
平城宮跡の木簡群からは、九九の暗算のために練習した文字跡が残る木簡の出土例はあるが、中国書を参考にして記したとみられる木簡の出土は初めて。
奈文研史料研究室は「文字は下手くそで、当時の下級役人が暗算の勉強をした木簡片ではないか」と話している 百済から教えてもらった?平城京(710年~784年)