保温性に欠けるロシアの新たな軍服 数百人入院
新しいファッショナブルな軍服に交換したロシアの軍人が思わぬトラブルにみまわれている。現地メディアの報道によると、トップクラスのデザイナーがデザインした新しい軍服は「格好よい」ものの、材質が薄すぎてロシアの厳しい冬の寒さに向かず、結果として数百人の兵士が病気にかかり入院したという。
ロシア軍連合参謀部の関係者が「ロシア新聞」に語ったところによると、この新しい軍服の「礼装版」は2008年以降兵士に配給されたものだが、兵士からの意見を速やかに反映しなかったため、今年の冬の厳寒への「準備不足」という結果がもたらされた。ある兵士は家族に対して、新しい軍服を着て任務を執行していると「裸で勤務しているのと変わらない」ともらしていたという。
外観から見れば、新しい軍服は確かにスタイルがよく、流れるようなラインを供え、往年のロシア軍隊最盛期の雰囲気を漂わせている。同時にこの新しい軍服はより軽くなり、活動しやすい靴にもなっているが、防寒能力は従来ほどではない。ロシアの兵士が新しい軍服のせいでかかった病気はかぜや肺炎といった冬の一般的な病気だという。
旧ソ連の崩壊後、ロシアは何度か軍服の更新を行ったが、1990年代の1回目の更新は失敗に終わっている。同時、いわゆる新しい軍服を着た兵士達は「第三世界の国で兵役についている」ような感じだと口々に不満を漏らしたという。今回は、見た目は確かによいが、実用的ではないという結果になった。
ロシア政府が明らかにした2011年?2020年の軍装備発展計画によると、ロシアは先進的な防空、通信、抑止、偵察といった武器システムを配備すると同時に、先進的な第5世代戦闘機を製造する。これらプロジェクトの総額は6500億ドルに達する見通しで、2020年までにロシア軍装備の先進的な武器の種類は70%以上に増加する予定だ。
この他にロシアは1500億ドルを投じて海軍陸戦隊を組織して先進的な軍艦に配置し、海上の戦略武装集団軍を構築する計画だ。同集団軍の中心は原子力潜水艦で、最先端の戦略核兵器による攻撃能力を持つ