韓国軍、南北境界線近くで大規模演習 北朝鮮側は軍事演習をめぐり新たな声明
フジテレビ系(FNN) 12月24日(金)0時19分配信
北朝鮮による延坪(ヨンピョン)島砲撃から1カ月、韓国陸軍と空軍は、南北境界線の近くで大規模合同演習を行った。南北の緊張と批判のスパイラルは、鎮まる兆しが見えてこない。
ごう音とともに、多連装ロケットや大砲が火を吹いた。
23日、韓国の軍事境界線に近い北部で行われた実弾訓練は、通常訓練だということだが、例年に比べて、大規模なものになっているという。
韓国軍指揮官は、「今回は、敵の挑発に対し、これを撃退できるようになるための陸軍と空軍の共同訓練です」と話した。
さらに、北東部の軍事境界線近くには、李明博(イ・ミョンバク)大統領が訪れ、最前線部隊を視察して激励を行い、「挑発に対し、容赦なく対応しなければならない」と述べた。
北朝鮮による延坪島への砲撃から、23日で1カ月がたつ。
緊張が続くかに見える韓国だが、クリスマスツリーが飾られるなど、徐々に平静さを取り戻した面も見受けられる。
さらに砲撃事件後、中断されていた軍事境界線をめぐるツアーが再開され、旅行者がバスに乗り込んでいた。
ソウル市民は「不安なこともあるが、生活面で変わったことは、まったくない」と話した。
こうした中、アメリカでは、朝鮮半島情勢に新たな展開が出ている。
アメリカ国務省のクローリー次官補は、「(北朝鮮と交渉した?)いつ、どこで、どうやって話したかは言わないが、わたしたちは必要なときに、北朝鮮と話し合う算段は持っている」と語った。
会見の中でアメリカ側は、砲撃事件後、米朝で直接、話し合いがあったことを暗に認めた。
水面下で続く南北、そして米朝の駆け引き。
今回の軍事演習をめぐり、北朝鮮では23日夜、新たな声明が出された。
北朝鮮の金永春(キム・ヨンチョン)人民武力相は、「必要な場合は、核抑止力に基づく正義の聖戦を始める十分な準備がある」と語った。
朝鮮半島は今、危うい均衡の上にある。
最終更新:12月24日(金)0時19分
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