アマゾンのブックレビューをそのままコピペしました。
世界の教科書シリーズ・韓国の国定歴史教科書に関するレビューです。
● 『マンガ嫌韓流』の出版や6ヶ国協議での韓国による拉致問題牽制など、日韓社会には新しい理解と軋轢が生じている。
韓国においては、教科書は「国定」の物しか存在していないのだから、韓国社会の理解にとっては本書は重要な役割を示す。
政治・国家的な「歴史の評価」に囚われずに歴史的事実にのみ目を向けた場合であっても、本書は韓国政府による国民へのデマに溢れていると断罪せざるを得ない。
最もわかりやすいのは、日韓併合に抵抗した上海臨時政府が擁した「光復軍」である。光復軍は連合国と協力して対日戦闘に参加し、さらにはアメリカと協力して日本への侵入を計画していた、と記述されている。しかし事実は全く異なっている。
アメリカは上海臨時政府を韓国の正統政府としては認めない、と通達しており、したがって日本侵攻作戦に光復軍が参加できるはずはないのである。
また、サンフランシスコ講和条約では「日本と戦闘状態になかったので参加資格がない」とされた事実も、教科書の対日戦闘に参加した、という記述と矛盾している。
このような矛盾・歴史的事実との乖離は、古代から日本統治時代まで貫かれている。
対日意識がどのようにして操作されているかを知らずして、対日抗議行動を正しく理解することはできない。本書はその点で、重要な位置を占めている。
●日韓の歴史認識を問題とされたとき、必ず日本はフランスとドイツのように韓国や中国と共通の歴史認識をもつ努力をするべきだ
このような発言が漏れるが、この発言を行った人たちが、韓国の教科書や歴史資料に具体的に言及した例は皆無に等しい
日本に民族の誇りを傷つけられた、彼らを苦しめた
そんな事ばかり述べているが、実際の韓国の教科書の内容は、そもそも日本人のそれとは違っている。
韓国の教科書とは、民族の自負を育む事を第一の前提として描かれている事から。
その内容も脚色が実に多い。
歴史的に認められていない、古朝鮮時代にも言及があるなど例を挙げればキリがない
最近では古墳時代は日本は百済の領土であったとの言及まで為されている。
安倍政権で始まった共通の歴史認識の獲得作業について、その議論の場に参加した学者から不毛であったとの感想が漏れた
もともと盧武鉉政権での歴史論争で悪化した韓国の対日感情を宥める目的で始まった共同研究だけに、参加した日本側の代表は何れも韓国に対して好意的であり
日本の朝鮮半島支配には批判的な見解を持っている、朝日・岩波文化人と呼ばれる類の学者が多く
自由史観論派のような右に傾いた人は一人も選ばれなかったが、これでもこの結果だ。
そもそも韓国にとっての歴史とは、民族の自負を重視するものであり、日韓の共通の歴史認識の研究も、日本側も歴史歪曲を正すというものであり
日本側の主張をわずかも認める意思の無いものだ。
このような姿勢で議論など出来るわけが無い
本書を読んで、これが如何に日本人の知る歴史と差があるか、理解してもらえれば幸いである
●韓国は日本との間には、竹島問題をはらんでいる。
これは、我が国では周知のことであるが、同様に、中国とは間島問題があるようである。
本書351頁には、「間島と独島」という項目があり、現在の北朝鮮と中国の境界は、日帝が勝手決めたものであって、本来は吉林省の一部までが韓国の領土であるというのである。
こういう教育を受ければ、過去の経緯がどうであれそう思いこむであろう。
もし、韓国が北朝鮮を併合することにでもなれば、中国との領土問題が起こるのは必定だろう。
これを読まれた方はそういう新たな視点を持つに違いない。
しかし、韓国は隣邦であり、その民族意識がどうであっても日本史を研究する場合には関わりが多く、避けることはできない。
歴史教養書として一読の価値があるだろう。