刑務所を脱走していた中国人窃盗団のリーダーが自首しました。
わずか54時間。所持金は10円。空腹に、この冬いちばんの寒さ。
極寒の街中を逃げて走った世間の風は冷たかったことでしょうw
「疲れたよ」脱走容疑の受刑者、ニット帽に所持金10円

警官が立つビルの入り口付近で李受刑者は身柄を確保された=13日午後5時2分、広島市西区、高橋正徳撮影

12日、広島県警が公開した、李容疑者の写真。左ほおに約10センチの傷、のど仏の右側付近には3ミリのホクロがある。2008年撮影
13日午後4時半過ぎ、広島市西区天満町の交差点付近を下校時に通りかかった中学2年の女子生徒(14)は、5人ほどの警察官が猛スピードで歩道を走っていくのを見た。
「何だろうな」。路上からビルのらせん階段の方へ向かった男たちが、何か大声で怒鳴っている。
その直後、両脇を警察官に抱えられた男の叫び声が聞こえた。中国語のような怒声も混じっていた。十数メートルの至近距離。「こっちに来るかも知れない」。恐怖を覚えた。パトカーへの連行途中、男は逃げるようなそぶりも見せたが、最後は観念した様子でパトカーに乗せられた。
「犯人確保!」。近くの女性店員(33)はその瞬間、警察官が叫ぶのを聞いた。群衆から「逃走犯が乗っている」と声が上がる。パトカーに押し込められた時は拍手が起きた。自営業の男性(66)は「手配写真と違い、やせていた」と印象を語った。
県警の発表によると、前日昼に市内の民家から盗んだとみられる白い星模様のニット帽をかぶった李受刑者をみつけたのは、警戒中の生活安全部の警察官3人だった。
青いジャンパーにズボン、マフラーにマスク姿。ジャンパーには日本人の名前が刺繍(ししゅう)されていたため「どうかな」と思ったという。数分観察し、ジャンパーの名前で声をかけると、男は「李国林です」と名乗ったという。
所持金は10円硬貨1枚。刑務所に帰ると告げ、所持していた果物ナイフを自ら差し出した李受刑者は「疲れたよ。食べていない」と話したという。
