豪州政府が購入を検討している次世代潜水艦の候補として、日本のそうりゅう型潜水艦を調べていることに対し、一部の専門家からは情報不足として懸念の声が上がっているもようだ。17日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。
豪海軍のコリンズ級潜水艦に替わる潜水艦の購入コストについてまとめた政府系シンクタンク豪戦略指針協会(ASPI)によるリポートを共同で作成したコステロ氏は、そうりゅう型潜水艦についていくらかの情報を得ることはできるが、艦内の詳しいシステムは誰も知らないと指摘。その上で、「同潜水艦が世界でも最新鋭の通常動力型潜水艦であるということは“評判”として伝えられているだけでまだ未知数」と述べている。豪国防協会(ADA)のジェームズ会長も、日本の潜水艦を調べる価値はあるが、詳細については多くが明かされていないとコメント。ただASPIのデイビス・アナリストは、ほかの潜水艦保有国も詳細を公表しておらず、日本も同様としている。
豪海軍が保有するコリンズ級潜水艦は現在、問題を抱えているとされる。アナリストによると、新たな潜水艦購入のコストは360億豪ドル(約2兆8,500億円)に上る見込みで、一部からは、豪ドル高を利用して、アデレードにあるASCによる建造ではなく海外から購入するべきとの意見も出ている。
豪州では、2025年から新型潜水艦を運用する計画を進めているが、現在その遅れが指摘されている。【関連記事・1月17日付】
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