本名、ロマーリオ・ジ・ソ¥ウザ・ファリア
サッカー王国ブラジルにその名を残す天性のストライカー、
ペレに次ぐ世界2人目(アルツール・フリーデンライヒを含めれば3人目)の1000ゴールをマーク
2000年には代表¥戦を含めて73試合72ゴールという驚異的な記録を残している。
この話しはサッカー王国らしいお話し(事件?)である。
1994年のW杯アメリカ大会開催のちょうど一ヶ月前のこと、
当時ブラジル代表¥の不動のエースとして活躍していたロマーリオ。
そのロマーリオの父、エデバイールさんが誘拐された。
誘拐発覚からまもなく、犯人側から8億円もの身代金要求がされた。
警察の捜査が始まるも、6日間たっても一つの手がかりも出なかった。
ロマーリオは悩んだ、悩んで悩んで、悩みぬいた結果、会見にて
『父親を返してくれないのであれば、俺はW杯に出ない』っと発言した。
驚くべきことに、ロマーリオはテレビを通じて犯人に対して【逆要求】したのだ。
ロマーリオの言葉はブラジルはおろか世界中のサッカーファンを震撼させた。
これには犯人もたまげたことだろう。
実はブラジルではスポーツ選手や著名人が誘拐されるのは珍しい事ではなく
社会問題となっている。
記憶に新しいのは、現マンチェスター・シティのロビーニョが、
サントスからレアル・マドリードに移籍した時、
移籍金目当てでロビーニョの母親が誘拐された事件を思い出す。
ただし、今回の場合、犯人は誘拐する相手と時期を間違えてしまった。
もしロマーリオがW杯に出場せず、ブラジル代表¥の結果に影響しようものなら、
犯人はブラジル国民全てを敵にまわす事になる。
それがどれだけリスキーな事かは犯人にも容易に想像できたようだ。
この発表¥から時を待たずして、エデバイールさんは解放された。
ことの重大さはブラジル人でなければ理解できない。