日本のJリーグチームが、
ACLよりJリーグを優先する最大の理由は、
ACLに力を入れれば入れるほど、
クラブが赤字を抱えるというジレンマがあるからだ。
まず、ACLの観客動員があまりにも少ない。
ACLでも、ホームでの試合では、
入場料収入など得られるが、
Jリーグの試合に比べて観客動員は、
3~5割も落ちてしまい、赤字を抱える事になる。
アウェイでの試合では、
遠征費もかかるからさらに悲惨で、
Jリーグが、ACLに出場するクラブの遠征費用として、
300万円から600万円を負担しているほどである。
さらに問題なのは、ACLの賞金だ。
よく比較されるのは、優勝賞金の低さだが、
2位以下の賞金にいたっては、さらに悲惨である。
ACLの賞金順位賞金優勝約1億5000万円準優勝約7500万円ベスト4約1200万円ベスト8約800万円ベスト16約500万円 Jリーグの賞金優勝2億円準優勝1億円3位8000万円4位6000万円5位4000万円6位2000万円7位1000万円比較すれば一目瞭然。
ACLの準優勝の賞金は、Jリーグの3位にも及ばず、
ACLのベスト4の賞金は、
Jリーグでは7位の賞金とほぼ同額である。
高い遠征費用、少ない入場料収入、
そして、そこまでリスクを犯しても、
得られる賞金が少ないのでは、
Jリーグのクラブが、
国内リーグを優先するのは当然である。
日本では、ACL出場を「罰ゲーム」と呼ぶ事もあるが、
活躍すればするほど赤字が増えるのでは、
そう言われても仕方ないだろう。
ヨーロッパCLと比較するのは酷だが、
あえて比較すれば、ACLの優勝賞金は、
CLの1/10であり、GS勝利金1億3000万円と同額に過ぎない。
ACLには、それだけブランド価値がなく、
スポンサーも集まらず、出場するメリットが少ないのだ。
ACLがブランド価値を高めない限り、
Jリーグのクラブは、今後も国内リーグを優先するだろう。