消えた入場券3万枚の行方は? 厳戒、日中戦
産経新聞 11月8日(月)20時4分配信
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アジア大会サッカー日中戦で、完全に隔離され応援席に着く日本人サポーター=8日、中国・広州(山田俊介撮影)(写真:産経新聞) 【広州(中国広東省)=川越一】広州アジア大会のサッカー男子、日本-中国戦が行われた8日、公安当局は天河体育場の日本人観戦区域に警官の壁を設置して、反日行動の封じ込めを図った。中国側の観客の約6割は動員組とみられ、報道陣のカメラも入念な検査を受けるなど、過剰なまでの警備態勢が敷かれた。
[フォト]ボディーチェックを受ける中国のサポーター 同体育場の警備責任者は6日、8日の警備態勢について「他の会場と変わらない。日中戦だからといって特別な態勢は取らない」と断言していた。実際にはトラブル防止のため、さまざまな方策がとられていた。
その一つが、日本人観戦区域の設置だ。在広州日本総領事館も、中国人と接する際には言動に注意する▽中国チームに対するヤジなどは慎むようホームページなどを通じて呼びかけた。
また、試合前日には突然、報道陣のカメラの持ち込みが制限された。警備担当者は「カメラを改造して爆発物を仕掛けている可能性があるから」と理由を説明。8日は持ち込みが認められたものの、警備担当者による入念な検査が行われた。
競技場関係者によると、6日の時点で売れていた入場券は約2万枚で、インターネット上では「完売」となっていた。スタジアムの収容人数は約5万2千人。約3万枚が消えた格好だ。
“消えた約3万枚”の多くが、私服警官や制御可能な動員組に渡されたことは明らかで、会場の一角はそろいの帽子をかぶった地元の人で占められた。また、学生に対しては動員であることを隠すため、学校名が入ったジャージーを着用しないよう当局から念押しされていたことがインターネット上で暴露された。
8日付の地元紙、広州日報は1面に、ヤジやブーイングを控えるよう促すコラムを掲載。中国人観客の“蛮行”が伝えられ、国際的にイメージダウンすることを中国当局が警戒していたことは明らかだ。
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