■コミュニティ・シールド以来の出場
マンチェスター・ユナイテッドがレバークーゼンを4-2で下し、今季のCLで幸先の良いスタートを切った。内容的には点差ほどの差がついたわけではなかった。しかし、微妙な判定やレバークーゼンのミスにも助けられ、「接戦も」という予想はあっさりと覆されることになった。
14日のリーグ戦のクリスタル・パレス戦と同様、4-4-2で望んだユナイテッドは前半にルーニーのボレーで先制。後半にロルフェスの同点ゴールを許したが、ファン・ペルシーのボレーをGKが捕球できずに勝ち越した。その後も相手のクリアミスを突いてルーニーがゴールを決めると、最後はカウンターからバレンシアが4点目で勝利を確定させた。
香川真司にもようやく出場機会が訪れた。8月11日に行われたコミュニティ・シールド以来のプレーは71分続いた。先制点につながったエブラへの頭で流したボール。前半の終盤には相手選手に当たって外れたが、絶好機もつかんだ。
空いたスペースに巧みに入り、ファン・ペルシーにパスを出すなどのプレーも見せ、今季初の先発、インフルエンザから回復といった状況を考えれば、及第点の出来ではなかったか。だが、この日のプレーが次へつながるかどうかとなると不透明だ。
■空きのないポジション。左サイド限定か
モイーズ監督は試合後、「今日のようにファン・ペルシーとルーニーの2選手がゴールを決めてくれれば、非常に大きな存在になるはずだ」と話した。攻撃はイングランドとオランダ代表の両ストライカーに期待する、とういう見方だが、指揮官は14日のクリスタル・パレス戦後にも同様の発言をしていた。
「ルーニーを中盤で使うことは現時点ではない。起用するならば前線だ」
「対戦相手が『ファン・ペルシーとルーニーを相手にしないといけない』と脅威を与えるようなパートナーシップを確立させたい」
つまり、今後も4-4-2を維持した上で、2トップはルーニーとファン・ペルシーに任せるということだ。両選手とともに2トップの一角を香川が担う可能性も否定できないが、そこにはエルナンデスもいる。
これにボランチで使うフェライニら他選手の起用法も判断材料に入れると、現時点では香川の出場は中盤の左サイドに限定されるだろう。そして、そこには香川と交代で出場したヤング、ウェルベックも控えている。
ファン・ペルシーのような絶対的なレギュラーとしての地位を確立していない現状では常時出場するのはかなり難しいのではないか。
香川は新シーズンで一歩を踏み出したが、苦しい状況は依然として続いている。しかし、それを変えることができるのは本人しかいない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130920-00000001-footballc-socc