世界の安定供給量の3分の1を越える5.2兆トンを使用しています。
そのうち3.2兆 トンは、灌漑農業のために使用されています。
今日の灌漑農業の抱える最大の脆弱性はそのかなりの部分を地下水に頼っていることです。
地下水は地表水により涵養される再生可能資源ですが、多くの地域では灌漑農業や都市への給水のため自然の涵養量を上回る地下水を汲み上げています。
地下水資源は急速に減少し、地下水位は低下していきます。
中国東北部、インドの地下水位は危険な速さで低下しています。
<人為による土地の劣化状況>
水食
風食
科学的変化
物理的変化
過度の劣化
安定地域
未利用地
水域
地表水によりほとんど涵養されない地下深部の帯水層やまったく涵養されない化石帯水層も利用の対象となっており、枯渇という深刻な事態を引き起こしています。
米国では地球上で最大のオガララ帯水層が毎年120億m3汲み上げられる反面、地下水位の下がった地域では100万haもの灌漑農地が放棄されています。
降雨量が極端に少ないアラビア半島でも化石帯水層からの汲み上げにより砂漠地帯で小麦の栽培が行われています。
暑く乾燥した砂漠で小麦を栽培するためには収穫1トンあたり通常の3倍の3000トンもの水を必要とします。
灌漑農業における地下水の過剰使用は世界中で毎年1600億トンにも達すると推計されています。
これはナイル川の年間流量の2倍に相当します。
この過剰使用された水は、ほとんど穀物栽培に使用されています。
穀物を1トン栽培するためには約1000トンの水が必要ですので、水赤字(地下水の過剰使用)で生産された穀物はおよそ1.6億トン、これは世界の穀物生産量の10%を占めています。
土地の劣化と水不足について考えると、現在の穀物生産量を維持することが、どれほど大変なことかが分かります。
地下水資源減水量 (単位 億ton)
インド 1040
中国 300
米国 136
北アフリカ 100
サウジアラビア 60
インドは現状の穀物生産を維持することが難しいかも。
中国も穀物輸出国から、輸入国になっているようです。
米国は、遺伝子組み換え操作で収穫時期を早めたり
土地保全プログラムを制定し、一定期間休耕地として草地に戻す措置をとっているようです。
韓国も「土地の劣化」が激しいようですね。
地下水の汲みすぎnika?(´・д・`)