2010年 07月 30日 08:31 JST
[ニューヨーク 29日 ロイター] 米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)の中国本土でのネット検索・モバイルサービスが29日、全面的に不能となった。同社のウェブサイト上に掲載されたメッセージで明らかになった。これが中国政府の関与によるものなのか、それともサービスの一時的な障害なのかは、現時点では不明だ。グーグルのスポークスマンは、サービスの変更に関する情報は、現段階で持っていない、としている。
中国政府とグーグルは今年に入って、ウェブ検閲をめぐって激しく対立。グーグルは中国からの撤退を警告するなど関係が悪化していたが、中国政府は今月、グーグルの中国でのインターネット事業免許を更新し、関係改善の兆しが見えていた。グーグルの中国本土での検索サービスは今週、29日まではほぼ問題なく機能していたもようだ。
時間外取引でグーグル株は1.4%安の478.00ドル。中国最大の検索プロバイダーである百度公司(BIDU.O: 株価, 企業情報, レポート)は3.5%上昇した。
グーグルのサイト(www.google.com/prc/report.html)によると、グーグルの画像とニュースも一部表示されなくなっている。
グーグルはサービスの67%に問題が生じた場合を「全面的に不能」と定義している。グーグルは4カ月前から、中国でのサービス状況について自社のサイト上に情報を掲示しているが、検索、広告、およびモバイルサービスが全面的に不能となったのは29日が初めて。
チャネル・キャピタル・リサーチ・ドット・コムの首席投資ストラテジスト、ダグ・ロバーツ氏は「グーグルはまだ交渉中のようだ。ブロックされているかもしれないが、重要な疑問はこれがこの問題の最終段階なのかということだ。広く言えば、中国の貿易政策について騒ぎ立てている米中関係に関する全般的な状況の一部を表していると思う。中国に関してはいろいろあり、大きな動きを見なければならない。短期的な状況に過剰反応してはならない」との見方を示した。
また、アラン・B・ランツ・アンド・アソシエーツのプレジデント、アラン・ランツ氏は「どうみてもポジティブに解釈することはできない。グーグルは驚いているもようで、中国市場に再び参入することは難しいようだ。だが、同国はグーグルにとって非常に重要な市場だ。同社の株価が今年、大きくアンダーパフォームしているのもほぼそのためと言える。この問題を除けばグーグルは好調だが、これが障害であり、残念ながら、中国が持つ将来的な潜在成長力を考慮すると、投資家の立場から見てこれは大きな部分を占める」としている。

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