放射線が見えるカメラ 人工衛星の観測機器応用
宇宙航空研究開発機構は29日、放射性セシウムなどから出る放射線を測定して、画像でその分布を確認できるカメラを開発したと発表した。人工衛星に載せるガンマ線を観測するセンサーを応用した。東京電力福島第一原発による放射能汚染調査や除染などで活用することを目指す。
カメラは、セシウム137、134などから飛んでくるガンマ線をキャッチする。別の超広角カメラで撮った画像に重ねて、線量の高低に応じ、赤、青、黄などに色分けして表示する。衛星に搭載するカメラの技術を応用しており、180度近い広い範囲をカバーできるのが特徴。福島県飯舘村で実証試験を行い、性能が確認できたという。

福島県飯舘村草野地区の建物付近の画像。色合いで放射線量の高低を示す=宇宙航空研究開発機構提供

http://www.asahi.com/science/update/0330/TKY201203290833.html