サムスンに825億円賠償命令 スマホ訴訟で米地裁
2012.8.25 21:39
アップルの「iPhone(アイフォーン)4S」とサムスン電子の「ギャラクシーS3」(右)=共同
【ワシントン=柿内公輔】スマートフォン(高機能携帯電話)などのデザインや技術特許を侵害したとして、米アップルと韓国サムスン電子が互いに訴 えていた裁判で、米カリフォルニア州連邦地裁の陪審団は24日、アップルの主張をほぼ全面的に認め、サムスンに約10億5000万ドル(約825億円)の 賠償支払いを命じる評決を下した。
評決によると、アップルがサムスンに侵害されたと主張していた7件の特許のうち、アップルの「iPhone(アイフォーン)」の形状のデザインや、タッチ操作技術など6件について侵害を認定した。
一方、通信に関する技術特許を侵害されたとしたサムスンの訴えは棄却された。サムスンは「消費者の選択肢を減らし、革新を妨げるものだ」と評決に不満を表 明。正式な判決を待って控訴するとみられるが、世界のスマホ市場で首位を走る同社の製品開発や販売戦略に打撃となりそうだ。
同様の訴訟は世界10カ国・地域で起こされ、豪州ではサムスンが実質勝訴するなど各国で判断が分かれている。日本でもデータ通信技術の特許侵害などをめぐる裁判で、31日に東京地裁が最初の判決を下す見通しだ。