「韓国は国際仲裁のハブになれる可能性が高い」
前国際仲裁裁判所事務局長のジェイソン・フライ弁護士が来韓
「韓国は中国、日本、ロシアと地理的に近く、世界的レベルの国際仲裁規則を備えているため、国際仲裁のハブになれるだろう」
2007年から今年7月まで、フランスにある国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所事務局長を務めたジェイソン・フライ弁護士(46)は9日、上記のように述べた。
フライ弁護士は英国系の大手法律事務所クリフォード・チャンスの国際仲裁グループのリーダーを務めており、今月7日に同法律事務所のイグナシオ・アンソレナ弁護士(42)と共に、韓国企業関係者や韓国の法律事務所関係者と会うため韓国を訪問した。クリフォード・チャンスは3400人の弁護士を抱える世界最大の法律事務所の一つで、今年7月に韓国事務所開設の承認も受けている。
フライ弁護士は「ICC国際仲裁裁判所に提訴された案件を見ると、韓国企業関連は日本よりも多く、中国とほぼ同じだ。韓国の法律事務所は自国企業が絡む国際仲裁案件を取り扱うノウハウを徐々に蓄積しており、この点も韓国の強みだ」と述べた。
フライ弁護士はさらに「韓国政府が国際仲裁関連施設への投資を惜しまなければ、多くの付加価値を生み出すことができるだろう」とも語った。アジアで国際仲裁の中心地とされるシンガポールは最近、政府が数百億ウォン(100億ウォン=約7億円)を投じて専用のビルを建設し、その中に国際仲裁機関など関係するオフィスを誘致している。
フライ弁護士はクリフォード・チャンスの韓国市場への進出について「われわれは韓国の顧客とこれまで30年にわたり協力関係を築いてきた。今回、韓国事務所をオープンするに至ったのは、その延長線上にあると考えればよい」「クリフォード・チャンスは企業の吸収・合併(M&A)や国際仲裁などを得意とするため、世界的なネットワークを十分に活用すれば、韓国の顧客が必要とするサービスも十分に提供できるだろう」とも述べた。