最近はそんな頼まれごとはまったくなくなった。韓国の家電メーカーは今や国際市場でも日本製を圧倒しており、電気釜もまた国産で十分に間に合うようになっている。
その韓国製電気釜が国内で激しい競争を展開している。とくに大手2社が派手な宣伝合戦をやっていて、テレビCMにはいずれも韓流スターを起用。片やチャン・ドンゴンで片やウォンビンという美男子対決になっている。
電気釜のPRにイケメンスターとは不思議だが、主婦向けの効果を狙ってのことだろうか。しかしCMの2人には違いがある。チャン・ドンゴンが炊きたてのほかほかご飯をスプーンで食べているのに対しウォンビンはおハシなのだ。
韓国ではご飯はスプーンが正式なのだが、オトナがそれをやると日本人にはどこか違和感があって苦笑させられる。近年、ウォンビンのようにおハシでというのも増えているが、世界のコメ文化圏でご飯にスプーンという国はあまりない。韓国でなぜそうなのか以前から気になっている。(黒田勝弘)