ソウルの有名私立大学を卒業したC氏(32)は、今年ですでに5年目の「就職準備生」だ。キャリア試験準備のため、他人より遅れて就職活動に乗り出したC氏はこれまで、毎年10数ヶ所に願書を出したが、そのつど落ちた。
いつも、大手企業のみにこだわっており、中小企業に願書を出したことなど1度もない。周りから、「しっかりした中小企業や7級、9級公務員試験に挑戦するよう」勧められているが、聞き入れようとしない。自分が大手企業に就職できないのは、「キャリア試験準備のため、他の準備生のように、『スペック』をきちんと備えるだけの時間が無かったためだ」と堅く信じているからだ。
「よい就職」を求める求職者らの競争が激しくなり、C氏のように働く能力があっても、よりよい職場を求めて「自主的失業者」として残る若者求職者の数が急増している。中小企業の初任給の平均を2500万ウォンと見積もっても、60万件に上る「雇用のミスマッチ」の経済的損失は年間15兆ウォンを超えているという分析が出ている。
専門家らはこのように、若者労働市場の過度なミスマッチ現象が続くことになれば、経済の活力が下がるだけでなく、晩婚化や少子化などによる社会問題まで悪化しかねないと懸念している。
●多くは「両親が中小企業への就職を反対」
ソウルの中位圏大学を11年に卒業したK氏(29)は最近、毎朝ネットカフェや図書館に「出勤」している。卒業後、小さな中小企業に就職したが、就職からまもない昨秋、辞表を出した。K氏は、「大手企業に就職した先輩や後輩らに対し引け目を感じ、いざ中小企業に就職したら、会社にあまり未来がないことに気づいた」とし、「家族が心配しているような気がして、まだ辞表を出したことも、うちには知らせていない」と話した。K氏はその後、数十ヶ所に入社願書を出したが、まだ面接の連絡を受けていない。
東亜(トンア)日報・青年ドリームセンターと現代(ヒョンデ)経済研究院、ジョブコリアが、青年求職者に対しアンケートを行った結果、「中小企業への就職を目標に据えている」という回答は23.6%、「就職のため、劣悪な業務環境でも受け入れる」という回答は2.8%にとどまった。
大手企業にこだわる理由としては、「今しばらくは大変だが、未来を考えれば費用対効果が大きい」が34.8%、「もう少し就職準備をすれば、よい職場を手にすることができるような気がして」が28.9%だった。また、就職準備を通じて自分の競争力を高めることができ、一所懸命努力すれば、自分の希望する職場にいつかは入ることができると信じている回答者が多かった。
特に、中小企業への就職について、親の反対が激しいという回答が、全体の26.5%に上った。男性求職者の場合、この割合は36.8%と大幅に高まった。家族など、周辺の「過剰な期待」が、求職者の目線をより高めている。
●「30歳までは失業者の身分に甘んじる」
働き盛りの若者求職者らの「就職猶予期間」も長引かせていることが分かった。
今回のアンケートで、「就職準備の限界年齢」を尋ねる質問に、男性は平均30.5歳、女性は28.9歳と答えた。一般男子大学生の卒業年齢が25、26歳であることを考慮すれば、彼らは目標の職場に入るために、卒業後も4、5年以上就職準備をする意思があるという意味として受け止められる。就職準備期間が長引けば、社会進出がそれだけ遅れることになり、結婚や出産もさらに遅れざるを得ない。
就職準備期間が長引くことについて専門家らは、求職者らの切迫さが、かつてより減っているためだと見ている。希望する職場への欲望は大きいが、直ちに就職して金を稼がなければならない必要性は、以前より減っているという。西江(ソガン)大学・経済学部の南盛日(ナム・ソンイル)教授は、「1970、80年代は、親の負担を減らすため、一日も早くどこでもよいので就職せねば、という強迫観念があった」とし、「しかし今は、絶対気に入ったところ数ヶ所のみ選んで願書を出し、『だめなら、来年再び挑戦する』と考えているようだ』と述べた。
ただ、現実的に大手企業に入社した時に手にできる恩恵が、中小企業を選んだ時より比較できないほど大きいことから、雇用のミスマッチ問題を、若者求職者だけのせいにしてはならないという指摘が出ている。
地方の大学を卒業して就職準備をしているK氏(27)は、「大手企業に入れば、給与が多いのはもちろんのこと、直ちに私に接する人たちの待遇が変わり、未来に出会う配偶者の『レベル』も上がる」とし、「人々が皆希望するものには、それなりの理由があると思う」と主張した。
●中小企業は求人難
雇用のミスマッチ現象が激しくなるほど、被害が増大するところは、ほかならぬ国内の中小企業だ。
京畿道河南市(キョンギド・ハナムシ)で産業用資材を生産しているA社は6ヶ月間、一人の新入社員も採用できずにいる。同社は30年間代を受け継いで事業を続けているしっかりした企業という評価を受けている。採用広告を出しても、訪ねてくる若者が少ないだけでなく、入社から数ヵ月後に辞めるケースがほとんどだ。社長のキム某(40)氏は、「会社で働き始めて2ヶ月足らずで辞めた大卒社員が何をしているのか調べたところ、コンビニでバイトをしながら大手企業への就職準備をしていた」とし、「初任給200万ウォン以上の給与に福利厚生の条件を挙げても、来る人がおらず、新人採用はほぼ諦めている」と伝えた。
このような空気のため、最近は中小企業の人材採用の基準にも変化が現れている。職員の能力より、「どれほど長く働くか」を先に見ている。最近、中小企業中央会が、全国の中小企業500社を対象に、採用したい人材の条件について調査した結果、1位は人間性(69.4%)、2位は長期勤続有無(60.0%)だった。
自分の能力の無さに気がついていないのか?
30にもなって就職しないんじゃ、定年の早い韓国では
働く期間が短いだろう。
バカで大企業が要らないと言ってる事に気がつけよw