
寺院遺跡一帯はカンボジア領=国境紛争訴訟で判決-国際司法裁判所
【ブリュッセル時事】国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は11日、タイとカンボジアの国境紛争をめぐる訴訟で、世界遺産のプレアビヒア寺院遺跡がある高台一帯はカンボジア領だとの判決を下した。
ICJは1962年、寺院そのものはカンボジア領内にあると認定。タイには寺院周辺のカンボジア領から部隊を撤退させるよう命じたが、どこまでがカンボジア領かについて、タイとカンボジアで対立していた。
11日の判決は「カンボジアは(寺院がある)高台の全ての土地に対して主権を有する」と判断。タイが部隊を撤退させる義務があるのも、この高台一帯だと指摘した。
紛争は2008年、寺院が世界遺産に登録されたのを機に再燃。11年2月には両国軍が衝突、死傷者も出たため、カンボジアが提訴した。(2013/11/11-21:05)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013111100830

世界遺産の遺跡周辺一部はカンボジア
11月11日 21時2分
タイとカンボジアが軍事衝突を繰り返してきた国境地帯にある世界遺産の遺跡周辺の帰属を巡る裁判で、オランダにある国際司法裁判所は、遺跡の周辺地域の一部はカンボジア側に帰属するという判断を示しました。
この裁判は、タイとカンボジアが領有権を争っているプレアビヒア寺院遺跡の周辺およそ5平方キロメートルにわたる地域の帰属の確認を求めて、カンボジアがオランダのハーグにある国際司法裁判所に訴えていたものです。
国際司法裁判所は日本時間の11日夜7時前、遺跡に接した地域についてはカンボジア側に帰属するという判断を示しました。
ただ、残りの周辺地域については判断を示していません。
遺跡そのものの帰属については、国際司法裁判所が1962年にカンボジアに帰属するという判断を示しています。
プレアビヒア寺院遺跡とは
プレアビヒア寺院遺跡は、タイとカンボジアの国境にあるダンレック山脈の断崖に立つヒンズー教寺院の遺跡で、2008年にカンボジアにとって2番目の世界遺産として登録されました。
9世紀末から11世紀にかけて建設された寺院は保存状態は良好とはいえませんが、遺跡の壁に今も残る美しいレリーフや断崖から見下ろす広大なカンボジアの大地は古くから多くの人々を魅了し、「天空の寺院」とも呼ばれています。
タイとカンボジアによる長年の領有権争いの末、1962年、国際司法裁判所の判決でカンボジア領となりましたが、遺跡の周辺では双方が異なる国境線を主張し、対立が続いています。
タイ・カンボジア紛争の経緯
プレアビヒア寺院遺跡の周辺地域の領有権を巡っては、タイとカンボジアがこれまで衝突を繰り返してきました。
5年前の2008年7月、プレアビヒア寺院がカンボジア領として世界遺産に登録されたことをきっかけに、タイとカンボジアは遺跡周辺の地域にそれぞれ軍を派遣してにらみ合いを続けました。
この年の10月には、国境の警備に当たっていた両国の兵士の間で銃撃戦が相次いで発生し、双方に多数の死傷者が出ました。
その後、2年ほどの間は目立った衝突はありませんでしたが、2010年の暮れにタイの一部の強硬派がカンボジア側に不法に入国したとして逮捕されたことをきっかけに、国境付近は再び緊張。
2011年には双方の軍隊が砲弾を撃ち合うなどして20人以上が死亡したほか、多くの住民が一時、避難生活を余儀なくされました。
こうした状況を受けて、カンボジア政府は紛争の解決を目指して国際司法裁判所に提訴し、遺跡周辺の地域がどちらに帰属するのか、その解釈を示すよう裁判所に求めていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131111/k10015975181000.html
ICJが怖くて逃げまわってる国が何を宣伝しても無駄w