ボーイング747やエアバスA380などの大型旅客機に対し、現在では地域内ジェット機として「リージョナルジェット」という飛行機の市場が急成長中です。これまでは航空路線がなかったような地域へ飛行機が就航することにより、新たな飛行機の需要が生まれるからです。特に経済発展を続けている新興国などではこの傾向が顕著に見られます。
ボンバルディアは、こうしたリージョナルジェットの分野で成長を続けているメーカーです。元々はスノーモービルを製造していた会社なのですが、赤字に苦しんでいたカナディアという国営の航空機メーカーを買収したことで、本格的に飛行機の製造を始めます。その後も続々と各国の不振メーカーを買収し、規模を拡大して現在に至ります。
ボンバルディアの主力はリージョナルジェットで、他にもビジネスジェットなどの小型機を強みとしています。主力のリージョナルジェットはCRJというシリーズで、70席から90席前後のモデルが中心です。ちなみに、日本の三菱重工業は技術開発面でこのCRJに深く関与しており、事実上三菱が開発したと言って良いほどのモデルもあります。このノウハウが、現在開発中の三菱製国産ジェット機MRJに活かされるため、将来的には三菱のライバル企業として意識されることになるでしょう。