犬猿の立憲民主と国民民主 参院選共闘めぐりすきま風で深まる溝
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“格闘技の聖地”である後楽園ホールで開かれた立憲民主党「パートナーズ集会」に出席した枝野幸男代表=8月30日、東京都文京区(松本健吾撮影)
来年夏の参院選の対応をめぐり立憲民主党と国民民主党の間にすきま風が吹いている。立憲民主党が、国民民主党の提唱する野党共同の選挙対策本部設置構想に繰り返し拒否感を示す一方、国民民主党からは立憲民主党が掲げる改選2人区への公認候補擁立方針に不満の声が上がっている。野党候補者の一本化が不可欠な改選1人区での調整についても温度差があり、野党共闘に影響を及ぼしそうだ。
参院選での野党による共同選対構想は、国民民主党代表選に出馬した津村啓介元内閣府政務官(46)と玉木雄一郎共同代表(49)がそろって訴えている。玉木氏は代表選が告示された8月22日の記者会見で「遅くても年内には共同選対のようなものを立ち上げ、(衆院会派)『無所属の会』も含めて候補者の発掘や選定を野党が協力して取り組んでいくことが重要だ」と主張している。
津村氏も「敵は自民党で、連携できるところは連携するという哲学は共有できている」と述べ、他の野党に協力を呼び掛けている。
これに対し野党第一党である立憲民主党の枝野幸男代表(54)の反応は冷ややかだ。「どういう枠組みで選挙を戦っていくのか、地域ごとに千差万別だ。中央で変な枠組みをつくることが1人区での幅広い連携の障害になる。われわれはそれにくみするつもりはない」。枝野氏は8月25日、さいたま市で記者団にこう語り、共同選対構想を重ねて突き放した。
改選2人区の対応をめぐっても両党でさや当てが繰り広げられている。枝野氏は7月末の記者会見で、2人区の対応について「野党で2議席取りにいくためには野党第一党が立てないという選択肢はあり得ない」と断言し、2人区を含む改選複数区で候補者を擁立していく方針を示した。
2人区は茨城、静岡、広島各県と京都府の4府県。いずれも与野党で1議席ずつ分け合っていて、3県では国民民主党の現職が議席を持っている。枝野氏は「野党で2議席」を目標に候補を立てるとしているが、「野党で2議席独占は現実的ではない」(国民民主中堅)との見方もある。
http://www.sankei.com/premium/news/180904/prm1809040006-n1.html
