新型哨戒機P-1に空戦能力を持つ“ミサイル発射機”型が出現か

図1:(防衛省技術研究本部)XP-1哨戒機が空対地ミサイル(ASM)、レイセオン製AGM-65 マベリック(Maverick)を発射した様子。平成23年(2011)6月発表の写真。マベリックは1980年代に実用化され以来多くの改良型があるが全長2.5m、発射重量約300kg、射程20km程度。
平成27年(2015)2月には厚木基地のP-1哨戒機2機がハワイ州カネオヘ基地に進出、対艦ミサイル(ASM)ハープーン(Harpoon)の発射実験を行い成功している。ハープーンには、艦対艦(SSM)RGM-84、潜水艦発射型(USM)UGM-84、空対艦(ASM) AGM-84などがあるが、空対艦AGM-84には固体燃料ブースタはない。最新型のブロックII空中発射型AGM-84Lは、全長3.85m、重量530kg、射程270km。
(海上自衛隊)P-1哨戒機は2000年に開発が決定、2007年9月に試作1号機が初飛行、2013年(平成25年)3月から海上自衛隊厚木基地第51航空隊に納入が始まった。現在10機が配備中で合計70機の調達が予定されている。本題の“ミサイル発射機”や“早期警戒管制機(AEW&C)”の開発が見込まれるので、さらに増えそうだ。
P-1哨戒機は、IHI製のF-7-IHI-10ターボファン、推力13,500lbs (60kN)を4基搭載し、全長38m、翼幅35.4m、最大離陸重量約80トン、巡航速度830km/hr、航続距離8,000km (4,300 nmi)、実用上昇限度13,500m (44,000ft)。兵装は胴体内兵装庫と翼下面のハードポイント8箇所に空対艦ミサイル、対潜爆弾、魚雷など9トン以上を搭載できる。ハープーンや後述のASM-2 93式空対艦誘導弾を装備する。
ハープーンでも食らわせよう。