マイナス57兆ウォン…国の財政「最悪の赤字」
2019.11.08|9:32
●企財部、1~9月の管理財政収支発表
●税収は減ったのに、支出は増えた

今年に入って9月まで、国家財政赤字が史上最大値を記録し、国の財政運用に警告灯が灯った。政府は「年末には赤字規模が大きく減るだろう」と断言しているが、景気低迷の影響で第4四半期に税金が思い通りに集まるか不透明という指摘が出ている。

企画財政部が8日発表した月刊財政の動向によると、今年1~9月の管理財政収支は57兆ウォンの赤字となった。関連統計を作成し始めた2011年以降1~9月にこんなに多くの赤字を出したことはなかった。
管理財政収支は今年3月から毎月、史上最大の赤字記録を塗り替えている。この指標は統合財政収支(総収入から総支出を差し引いた数値)から国民年金、雇用保険など社会保障性基金を除き、政府の実質的な財政状態を示す収支だ。統合財政収支は26兆5000億ウォンの赤字だった。やはり史上最大だ。
景気が低迷し、税金収入が減った影響が大きかった。今年1~9月の国税収入は228兆1000億ウォンで、前年同期より5兆6000億ウォン減少した。最も規模が大きな所得税の収入が2兆4000億ウォン減少した。家計所得環境が悪化した上、勤労奨励金、子女奨励金など福祉支出が増えたためだ。勤労奨励金、子女奨励金は、税金還付形態の福祉制度であり、これを増やせば所得税収入が減る。
政府が今年の予算を上半期に集中執行したことも赤字拡大の一助となった。企画財政部の関係者は「年末には財政収支が相当部分改善されるだろう」と語った。
今年第1~3四半期の税収5.6兆急減…福祉支出は増え、財政赤字「雪だるま」
法人税、政府予想を大きく下回る…統合財政収支も27兆の赤字「最大」
金儲け(税収)は芳しくないのに、金遣い(歳出)だけを増やし、国の財政に穴があいている。「税収の好況が終わったにも関わらず、政府が支出を減らさなければ、未来世代はとんでもない借金を背負うことになる」(西江大学経済大学院のイ・インシル教授)という懸念の声が出ている。
企画財政部が8日に発表した月間財政動向のポイントは「減る収入、増える支出」に要約される。今年1~9月の国税収入は228兆1000億ウォンと1年前に比べて5兆6000億ウォンが減った一方、総支出(386兆ウォン)は40兆9000億ウォンも増えた。

1~9月基準で、国税収入が減ったのは2013年(-2.9%)以来初めてだ。国税を構成する所得税、法人税、付加価値税、交通税、関税のうち、法人税を除いたすべての税目が減少した。
最も規模が大きな所得税は60兆7000億ウォンで、昨年より2兆4000億ウォン減少した。所得税額が減ったのは、政府が今年の勤労奨励金と子女奨励金の支給規模を大きく増やしたのが一役買っている。2つの奨励金は、国家が税金を返す形で低所得層に福祉の恩恵を与える制度だ。奨励金規模が昨年1兆8000億ウォンから今年5兆ウォンに拡大され、それだけ所得税収が減った。
法人税の増加幅も政府の予想を下回った。米中貿易戦争と半導体業況悪化、内需萎縮などで企業実績が落ち込んだためだ。法人税は昨年より6000億ウォン増えた65兆8000億ウォンが集まるにとどまった。
この2年余り続いた税収の好況が幕を閉じたのは、国税の収入進捗率(政府の1年分の税収目標値に対する実際に集めた金額)にそのまま反映された。今年1~9月の国税収入進捗率は77.4%と、前年同期(79.6%)より2.2%低かった。
それにも関わらず、政府は支出を増やしている。9月の総支出は37兆1000億ウォンと1年前に比べて3兆ウォン増加した。今年1~9月までの累積総支出も386兆ウォンと、前年同期比40兆9000億ウォンに拡大された。
財政赤字の拡大は当然の結果だ。総収入から総支出を引いた統合財政収支は今年1~9月、26兆5000億ウォンの赤字を出した。1999年に関連統計を作成して以降、最大規模だ。税金がうまく集まった去年には1~9月だけで14兆ウォンの黒字を出した。統合財政収支から4大保障性基金を除いた管理財政収支は57兆ウォンの赤字だった。9月基準の中央政府の債務は694兆9000億ウォンと集計された。今年700兆ウォンを超える可能性が高いという観測が出ている。
着々と、一度も経験してみたこと無い国になってるなwwwwwwwwwwwwwwww