米国防長官「在韓米軍撤退」示唆…防衛費圧迫レッドライン越えたか=韓国の反応
韓国のポータルサイトネイバーから、「米国防”在韓米軍撤退”示唆…防衛費圧迫レッドライン越えたか」という記事を翻訳してご紹介。
米国防「在韓米軍撤退」示唆…防衛費圧迫レッドライン越えたか
●「在韓米軍の現水準を維持する」としていたエスパー、立場変化
●防衛費圧迫目的だがレッドライン越えたという指摘も
●安圭伯「瀬戸際戦術…不適切で無礼な行動」
フィリピンを訪問中のマークエスパー米国防長官が19日、マニラでフィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防長官と共に開いた共同記者会見で発言している。
米国のエスパー国防長官が「在韓米軍削減」の可能性を示唆し、韓米同盟をめぐる破裂音が大きくなっている。韓米防衛費分担金特別協定(SMA)交渉で優位に立とうという意図があるにしても「在韓米軍削減」カードを示唆したという点で、米国側の圧迫がレッドラインを越えたのではないかという指摘が出ている。
特に、エスパー長官は先週ソウルを訪れ「在韓米軍を現水準で維持する」と明らかにしており、米側の「蛇行」の動きが強まっているという分析だ。
19日(現地時間)、ブルームバーグ通信など外信によると、問題の発言は前日フィリピン・マニラで開かれた米・フィリピン国防長官会議後の記者ブリーフィングで出た。エスパー長官は、韓米防衛費分担金交渉と関連し、「米国が在韓米軍削減を考慮するのか」という質問に「私は我々がするかしないかも分からないことについて予測したり推測したりしない」と答えた。
他の外信も、エスパー長官が「韓国と防衛費合意が成立しない場合、兵力を撤退させる意向があるか」という質問に「国務省が(防衛費)交渉を主導する」と言及し、具体的な回答を拒否したと伝えた。
外交関係者の「予測や推測はしない」という文章はよく使われる表現だが、在韓米軍の場合、韓米関係において非常に敏感な問題であるため、特別な意味を持っているという分析だ。普段通りであれば、当然「在韓米軍削減の可能性はない」と断言すべきところだが、質問に余地を残し、事実上、意図的な圧迫カードを投げたということだ。
実際、エスパー長官は今月15日、第51次韓米安保協議会議(SCM)に出席するために韓国を訪問し、防衛費分担金や韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と関係なく在韓米軍をそのまま維持すると話したことが分かった。SCM直後に韓米が同時に発表した共同声明にも「エスパー長官は安保状況を反映し、在韓米軍の現在の水準を維持し、戦闘準備態勢を向上させるという公約を再確認した」という文章が含まれている。
ある外交消息筋は「エスパー長官が推測しないと答えたのは、質問に仮定的な状況があったためとみ見られる」と説明した。もし防衛費交渉が思い通りに妥結しなければ、(削減の可能性があるという)意図をほのめかしたものと解釈されるという意味だ。ある予備役将軍も「韓米同盟が揺らいでいることは明らかだ」と指摘した。
安圭伯国会国防委員長は、米国の圧迫水位が高まっていることについて「(米国側が)いわゆる”瀬戸際戦術”を駆使したのではないか」と評価した。
安委員長はこの日、MBCラジオ「キム・ジョンベの視線集中」に出演し「米側がアクションプランを組んで実行したのなら、やや気分が悪い」という司会者の指摘に対し「不適切な行動」とし「外交上の欠礼と判断する」と述べた。さらに「韓国の分担金問題をうまく解決してこそ、日本にも要求でき、さらには北大西洋条約機構(NATO)にまで影響が及ぶため、高度化した戦略技術を駆使しているのではないかと思う」と述べた。
ただ、今回の防衛費交渉に関わった政府関係者は、エスパー長官の発言について「交渉代表の口から出た発言に注目しなければならない」と述べた。この関係者は、交渉代表である国務省所属のジェームズ・ディハート米側防衛費分担金交渉首席代表の発言ではないため、エスパー長官の発言が交渉に影響を及ぼす可能性は大きくないと線を引いた。鄭恩甫韓国側分担金交渉首席代表も、前日の記者会見で「第11次SMA交渉過程で、在韓米軍と関連した言及は一度も議論されたことがない」と明らかにした。