ベストセラー「反日種族主義」著者が激白!「文政権が続く限り、日韓関係の好転は期待できない」 GSOMIA23日午前0時失効で“米韓同盟解体”も
GSOMIA破棄など無謀な反日を繰り返す韓国の精神性(AP)GSOMIA破棄など無謀な反日を繰り返す韓国の精神性(AP)
李栄薫編著『反日種族主義』(文藝春秋)
李氏(写真)は、GSOMIA破棄など無謀な反日を繰り返す韓国の精神性を分析した
日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)は23日午前0時、失効期限を迎える。文在寅(ムン・ジェイン)政権は「関係国と緊密な協議を続ける」と言いながら、暴走を止める様子はない。こうしたなか、日本統治や慰安婦問題、徴用工問題などの定説に反論し、韓国や日本でベストセラーになっている『反日種族主義』(文藝春秋)の編著者、ソウル大学名誉教授の李栄薫(イ・ヨンフン)氏が緊急来日した。夕刊フジの単独インタビューで、韓国を「嘘の国」と断じ、「嘘の歴史」に便乗して日韓関係を破壊し、米韓同盟の解体に突き進むように見える文政権を「非現実的」と批判した。絶望的と思える日韓関係の未来についても語った。
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「韓国の民主化時代(=1980年代以降)に、(前近代的な)『種族主義』勢力が社会の前面に出てきた。その中で政権を獲ったのが、今の文政権といえる」
李氏は21日、日本記者クラブでの会見後、本紙にこう語った。
話題の著書『反日種族主義』は、李氏のほか5人の学者やジャーナリストが執筆した24本の論文で構成されている。日本統治下の朝鮮をめぐる、徴用工問題や、慰安婦問題、竹島問題などについて、1次資料に基づき実証的に解明し、韓国社会に浸透する「嘘の歴史」を指摘している。
韓国では、民族主義というより、意見の合わないものを力ずくで排除する非寛容な「種族主義」が蔓延(まんえん)している。種族主義では、隣人を「悪」とみなし、客観的議論を許容しない。その種族を結束させるのが「嘘」だという。
今年7月に韓国で発売して11万部を売り上げた。今月14日には、文藝春秋から日本語版が刊行され、すでに20万部が発行されている。
李氏は「法相となり、辞任したチョ国(チョ・グク)氏が『親日派の本だ。吐き気がする』と言った。黙っているわけにはいかず反論した。すると、政治的イシューになった。この本が売れた背景には『自由市民による政治的な危機感』があった」と明かす。
著書の冒頭論文で、李氏は、韓国人の精神文化は「善と悪を審判する絶対者、神は存在しない」という歴史的なシャーマニズムに緊縛されており、「お金と地位こそが、すべての幸福の根本だ」という物質主義と肉体主義の考えが浸透していると指摘する。
日本人の精神性や価値観とは大きく違う。
李氏は「種族主義は、国家単位になると、国際的な広い視野で物事を考えて判断する能力が足りなくなる。閉鎖的なシステムを維持するには、それを維持するための『嘘』が必要になる」という。
なるほど、極めて分かりやすい。
李氏らは、「慰安婦の強制連行説」や「性奴隷説」、いわゆる「元徴用工」の強制動員についても、反日種族主義の「嘘の歴史」によってつくられたと主張している。
韓国最高裁(大法院)で昨年10月、日韓請求権協定(1965年)を反故(ほご)にするような異常判決が出た。文政権はこれを是認する姿勢を取り、日韓関係を悪化させた。
李氏は「非常に強い『反日』の対応をしている文政権が導き出した判決だ。文大統領と支持勢力は極端にいえば、日本と韓国との関係を破壊し、米韓同盟を解体してでも『北朝鮮との統一が正しい道』と信じ、政権に課せられた歴史的任務だと考えている。だが、これは非現実的な考え方だ。文政権がいくら統一を要求しても、硬直した北朝鮮の体制は対応する余裕がない。従って、彼らの政策の非現実性が暴露されれば、文政権への支持は急速に弱まる。極端な路線を強いれば破綻を招く」と語った。
■文政権では日韓関係の好転無理
日米韓の安全保障の基盤といえるGSOMIAは、23日午前0時に失効期限を迎える。米国は先週、政府高官や軍幹部を次々に韓国に送り込み、「GSOMIAを維持せよ」と説得した。
ところが、文氏は19日のテレビ番組で「日本が原因を提供した」「日本は突然、(半導体材料の)輸出統制措置をとった」と責任転嫁した。
日本記者クラブでの会見で、李氏は「韓国はその歴史に原因がある『重い病』を患っている」「下手すると、この国の自由民主主義体制は解体されるかもしれません」と、警鐘を鳴らした。
インタビューの最後に、李氏は日韓関係の未来を語った。
「文政権が続く限り、日韓関係の好転は期待できない。ただ、長期的にみれば、日本との友好的な関係は復旧すると思う。そうしなければ、韓国の経済的発展はできない。左派政権でも本来、そうした現実は無視することはできないはずだ。短期的に摩擦はあるが、韓国は国家発展の段階で日本との協力は恒常的になっており、簡単に壊すことはできない。私は、韓国人が賢明な選択をして、良い関係に戻るしかないと信じている」
