韓国海洋大生がインドネシアでの乗船実習中に死亡…「武漢肺炎では」
韓国海洋大の学生が、インドネシアでの乗船実習に出発してわずか4日で意識を失って倒れ、その翌日に現地の病院で死亡した。船会社の「パンオーシャン」側は、Aさんが機関室にいたときに熱射病で倒れたと明らかにしたが、遺族たちは健康な20代の若者が突然倒れたにもかかわらず、13時間もたってからヘリコプターではなく小型ボートで病院に搬送したことに対し、疑念を抱いている。
この件に関連し、現地では「新型コロナウイルスに感染した」とのうわさが広まったが、保健当局は事実ではないと発表した。
海洋水産部と韓国海洋大などによると同大海洋警察学科の3年生Aさん(21)は今月5日、インドネシア・バタムで乗船実習を行うため、仁川港からインド洋に向かうパンオーシャン社の重量物運搬船「サンシャイン号」(1万7850トン)に乗船した。海洋大海事大学に所属する学生は、卒業前の1年間は実習生として船に乗って経験を積む。
Aさんは出港してわずか4日目の今月9日午前9時30分(現地時間)、マレー半島南部のマラッカ海峡を航行中に高熱・嘔吐など熱射病と疑われる症状を示した。
パンオーシャン側は、4時間以上過ぎた午後1時48分にAさんの母親に「Aさんの具合が悪いため病院に搬送する」と連絡した。しかしAさんは、父親に電話し「体温は高いが血圧と脈拍は正常なので大丈夫だと思う」と話した。その後Aさんは、体調が悪化してから13時間が過ぎた9日午後10時30分にようやく病院に向かうボートに乗せられた。
このときAさんは心停止に近い状態だったという。しかしパンオーシャンはヘリコプターではなく小型ボートを呼び、Aさんは翌10日午前1時30分、インドネシア・ペルタミナ病院に到着した。その30分後にAさんは死亡した。
遺族はAさんが身長190センチメートル以上の大学生だとした上で、劣悪な環境で酷使されたのではないかと疑いの目を向けるとともに、死亡原因を正確に明らかにし、それに伴う責任の有無を必ず問うべきと主張した。
韓国海洋大は11日午前、船会社の関係者2人、学校関係者2人、遺族3人の計7人を遺体の安置されているインドネシアに急きょ向かわせた。